セミノールの特徴や旬と主な産地

■セミノールとは
●ミカン科ミカン属タンゼロ類

セミノールは「ダンカングレープフルーツ」と「ダンシイタンゼリン」の一代雑種でタンゼロ類にあたります。同じくアメリカで生まれたタンゼロのミネオラとは外見があまり似ていませんが兄弟にあたります。
日本には1955年に田中長三郎博士によってカリフォルニア大学を通じて導入されました。現在栽培されているものはその中の枝変わりを育成されたものとされています。
●セミノールの特徴

形は温州みかんと似ていますが、 表面がつるっとしており、皮がやや固めで美しい赤橙色をしています。大きさは150g~200gほどで、果汁が非常に多く、ジョウノウも薄いため皮が剥きにくいです。食べるときはナイフで皮を剥いてしまうほうが食べやすいかもしれません。味は甘み酸味共にしっかりとあり濃厚で美味しく、また、独特の強い香りが楽しめます。

■セミノールの主な産地と旬の時期
●主な産地

政府がまとめた平成22年産のデータで見るとそれまで一位だった和歌山を抜き、大分県が最も多く生産しているようです。次いで和歌山、三重と続きます。関西で多く出回りますが、他のかんきつ類と比べると量はそれほど多くはないです。
●セミノールの収穫時期と食べ頃の旬
セミノールは3月頃から収穫されますが、少し寝かせ酸が減るのを待って出荷されることが多く、6月近くまで出回り、食べ頃の旬は4月中旬から5月中頃となります。

旬のカレンダー | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | ||||||||
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セミノール | 収 | 穫 | ||||||||||
ミネオラ |
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