梨の品種-豊水(ほうすい)梨
■豊水(ほうすい)とは?
●赤梨系の中生種
豊水(ほうすい)は現在の果樹研究所で交配育成された品種で、1972年に農林8号として命名登録されています。その由来に関しては紆余曲折ありましたが、現在ではDNAの解析などから「幸水」と「イ-33」(「いしいわせ」×「にじっせいき」)の交雑によって生まれたと推察されています。
赤梨系の中生種で、8月下旬頃から出回り始めます。今では幸水に次いで沢山作られ和梨全体の27%程を占め、広く親しまれている梨です。
●豊水の特徴
豊水は平均の重さが350g~450gで幸水より少し大きめになる品種です。果形は円形で、やや腰高傾向があります。表皮は全体に黄金色に色付き、全体に均一に果点コルクがみられます。
果肉は果汁が多く、非常に糖度が高くなる傾向にあります。その分酸味も伴い、全体として濃厚な味わいになります。
■豊水(ほうすい)の主な産地と旬
●全国の豊水の栽培面積
豊水は幸水に次いで多く生産されている梨です。全国でも、沖縄と北海道を除くすべての都府県で栽培されています。表は政府がまとめた平成24年産の全国の豊水の栽培面積です。
千葉県が最も多く生産し、次いで茨城県、福島県と続きます。
●豊水の収穫時期と食べ頃の旬
豊水は8月下旬頃から収穫が始まり、10月初旬まで続きます。旬の時期は9月となります。
旬のカレンダー | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | ||||||||
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豊水 |
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