身不知柿/みしらず柿<渋柿の品種
■身不知柿/みしらず柿とは?
●福島県会津で作られてきた渋柿
身不知柿は「会津みしらず柿」とも呼ばれるように福島県会津美里町周辺で古くから栽培されてきた渋柿の一種です。
身不知(みしらず)という名称の由来には下記の3つの説があると言われています。
一、枝が折れそうなほど沢山の実を付ける事から、身の程を知らない柿と言われたことから。
二、室町時代に足利将軍に献上したところ、「未だかかる美味な柿を見知らず。」と言われた事から。
三、この柿の美味しさに、身の程を知らず食べ過ぎてしまうという事から。
どれが本当かはどうでもよく、とにかく美味しい柿だと言う事なのでしょう。
とはいうものの、この柿は渋柿なので、焼酎や炭酸ガスなどを使って渋抜きをする必要があります。
●身不知柿(みしらず柿)の特徴
外見は富有柿と似ています。やや腰高で上から見ると丸く、横から見ると扁平なハート型です。
渋柿なので、焼酎や炭酸ガスを使い渋抜きされたものが青果として出荷され、干し柿用はそのまま皮を剥いて干されます。
果肉はどちらかと言えば柔らかく、サクサクではなく少しねっとりとした歯触りで、舌触りはなめらかなです。甘さは熟し具合によって差がありますが、甘過ぎず程よい感じに口に広がります。
■身不知柿(みしらず柿)主な産地と旬
●主な産地と生産量
主な産地は福島県会津美里町周辺で、政府がまとめた平成24年産の全国の栽培面積をみると、福島県が121.1haとなっている他、宮城県でも16.1ha、長崎県7haとなっています。
●身不知柿(みしらず柿)の収穫時期と旬
収穫時期は10月下旬から11月中旬位までで、主に産地で消費されるほか、11月下旬頃まで関東へも出荷されています。
旬のカレンダー | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||
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身不知柿 |
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