黒実柿(クロミガキ)または黒柿(クロガキ):特徴や旬の時期

外皮が真っ黒の黒実柿(クロミガキ)

■黒実柿(クロミガキ)または黒柿(クロガキ)とは

●外皮が真っ黒になる小粒の柿

黒実柿(クロミガキ)は一個100g前後

黒実柿(クロミガキ)は、外皮が艶のある黒い色になる品種で、来歴は不詳ですが鑑賞用樹木としてホームセンターなどで苗木が販売されています。

営農的に栽培されているところは無い様で、主に個々の農家の方や家庭の庭木としての栽培で収穫されています。そのため数が非常に少なく、スーパーなどに流通することは無く、道の駅や直売所などにまれに並んでいるのを見かける程度で、とても希少性が高い柿です。

●木材の黒柿(クロガキ)

黒実柿(クロミガキ)は黒柿(クロガキ)とも呼ばれていたりしますが、「黒柿」と言えば柿の品種ではなく、心材に墨で書いた様に黒い紋様が入る希少な柿の木の木材の事を指すので紛らわしいです。黒柿を使ったものは非常に高価で、ちょっとした小物でも飛び上がるような値段が付いていたりします。

●黒実柿(クロミガキ)の特徴

黒実柿(クロミガキ)の果実は大きさが100g前後と小粒で、果頂部が尖ったトマトのような形をしています。果肉は一般的な柿と同じように濃いオレンジ色で、糖度は16度ほどと高く強い甘みを感じます。完全甘柿と言われていたりしますが、渋が強いものもあり、今回購入したものは「渋柿」として売られていました。そのまま食べるには柔らかくなるまで完全に熟してからの方がいいでしょう。ヘタの部分を焼酎につけてから袋に入れておき、渋抜きしてから食べてもいいです。

■黒実柿(クロミガキ)の旬の時期と主な産地

●主な産地

黒実柿はまとまった数量を生産している所は見られず、各地で個々に栽培されている程度です。

●黒実柿(クロミガキ)の収穫時期

黒実柿(クロミガキ)の収穫時期は10月下旬頃から11月下旬頃までです。食べ頃の旬もその頃となります。

旬のカレンダー 9月 10月 11月 12月
黒実柿(クロミガキ)                        

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