伊豆柿(いずがき・イズガキ):特徴や旬の時期と主な産地

伊豆柿(いずがき・イズガキ)

■伊豆柿(いずがき・イズガキ)とは

●早生の甘柿品種

伊豆柿(いずがき)は富有柿と興津1号を交配育成された早生の甘柿品種です。現在の果樹研において昭和30年に交配、昭和45年に品種登録されました。

伊豆柿は味や外見は優れているにもかかわらず、日持ちが悪く収穫後すぐに熟して柔らかくなってしまいやすいという特徴があります。

外見が早秋柿と似ていますが、それは当然で、早秋柿の親となっています。

●伊豆柿(いずがき)の特徴

伊豆柿(いずがき)は露地栽培で10月上旬から収穫できる早生の完全甘柿で、果実の大きさは250g程で、扁平で四角い形をしていますが、平核無柿よりも丸みがあり、ふっくらとした感じです。

色は熟すと鮮やかな濃いオレンジ色になり、肉質はやや軟らかく緻密で果汁が多く、糖度も14度から15度程にも成ります。

ただ、早く熟しやすいので、買ってきたらなるべく早く食べるようにしてください。

■伊豆柿(いずがき・イズガキ)の出回る旬の時期と主な産地

●主な産地は福岡県

伊豆柿(いずがき)は名前から察すると静岡県の伊豆地方と思いがちですが、実は主に福岡県で作られ、栽培面積も全国の8割近くを占めています。

右のデータは政府がまとめた平成22年の栽培面積です。これでみてもトップは福岡県で、次いで島根県、和歌山県となっています。

●伊豆柿(いずがき)の収穫時期

伊豆柿(いずがき)露地栽培で10月上旬から収穫できる早生品種です。収穫期間は短く、10月中旬から下旬までとなり、その後の貯蔵性が低いため収穫後すぐに出荷されてしまうため、旬の時期はその収穫時期と重なり。10月上旬から中旬となります。

旬のカレンダー 7月 8月 9月 10月 11月 12月
伊豆柿                                    

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