はるみみかんの特徴や旬の時期と主な産地
■はるみとは
●ミカン科ミカン属タンゴール類
はるみは静岡市清水区にある独立行政法人・農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 カンキツ研究興津拠点で、「清美」と「F2432ポンカン」との交配によって生まれた中晩柑橘で、タンゴールの一種になります。1996年に命名され、1999年11月に品種登録されました。「はるみ」と言う名は春を予見させる味と香りにちなんで名付けられたそうです。
交配の組合せはデコポン(不知火)と同じなのに全然違った柑橘になっていて不思議ですね。
●はるみの特徴
はるみの果実の大きさは180~200g程度で、果皮は艶があり、やや厚みがありますが、皮は剥きやすく、ジョウノウも薄くそのままでも食べられます。果肉はジューシーな割りにサノウの一粒一粒がしっかりしていて、ジョウノウを開いても果汁が滴るようなことはあまり無く、食べるとサジョウのツブツブした感じがプチプチと舌に感じられます。味はポンカンなどより甘味酸味共に濃く感じられます。
■はるみの主な産地と旬
●全国のはるみ生産量ランキング
右の表は政府がまとめた全国で作られた平成22年産のはるみの生産量です。
はるみの主な産地は愛媛県で、全国の3分の1近くを作っています。次いで広島、そして和歌山や静岡でも生産されています。
静岡県では清水を中心に栽培され、「しずおか食セレクション(静岡県のブランド認定制度)」に認定されています。
●はるみの収穫時期と美味しい旬
はるみの収穫は1月中旬頃から始まり、出回るのは3月一杯くらいで、食べ頃の旬は2月から3月上旬となります。
旬のカレンダー | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | ||||||||
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はるみ |
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