キングデラ(キングデラウエア) < ぶどうの品種

キングデラ(キングデラウエア)

■キングデラ(キングデラウエア)とは?

●「レッド・パール」×「マスカット・オブ・アレキサンドリア」

 キングデラは別名キングデラウエアとも呼ばれるようにデラウエアを一回り大きくした感じの種無しぶどうです。

 大阪府の中村弘道氏が1976年(昭和51年)に「レッド・パール」に「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を交配し生まれた実生を選抜・育成した品種で、1985年7月に品種登録されました。出願時の名称は「ビーナス」となっていました。

キングデラ(キングデラウエア)

 このブドウは自然状態ではほぼ種無しで粒がとても小さいブドウとなりますが、ジベレリン処理をする事により果粒、房共に大きくなり、より種がない状態になります。

●キングデラの特徴

 キングデラの外見は離れてそれだけを見るとほぼデラウエアと見分けが付きません。デラウエアと並べると一目瞭然で、粒の大きさが全然違うことに気付きます。

 果房の感じもデラウエアと似ていて、果粒は卵型(ジベレリン処理しない場合は球形)でデラウエアより一回り大きく3~4g程あり、果皮はデラウェアと同じ赤褐ないし紫赤色で、やや厚みがありますが身離れは良いので、口の中でつるっと剥けます。

 果肉は食感や味共にデラウエアととてもよく似ていますが、粒が大きい分、口の中に広がる風味が満喫できます。

キングデラ(キングデラウエア)

 農林水産省の品種登録データベースには以下の通り記載されています。

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 果房は有岐円筒形、自然状態ではほとんどが無核の極小粒果となり、わずか(約5%)に有核の小粒果が混ざるが、ジベレリン処理により全て無核となり、果粒は肥太し中粒(約2.5~3.5g)となり、果房の大きさも大となる。

 果粒の形は自然状熊では円形であるが、ジベレリン処理したものは卵形となり、果皮は「デラウェア」に似た赤褐ないし紫赤色で、果粉の多少は中である。

 果皮は厚く、果皮と果肉の分離は容易、果肉の色は黄緑、肉質は塊状、甘味は高く、酸味は中、香気はほとんど無い。

 成熟期は育成地(大阪府河内長野市)の無加温ハウスにおいて7月中旬で「デラウェア」より約10日遅い。

 脱粒性は中、裂果性は不明であるがハウス栽培では現在までのところ見られない。

 「デラウェア」及び「レッド・パール」と比較して、自然状熊でほぼ無核であること、ジベレリン処理した果粒が大きいこと等で区別性が認められる。

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■キングデラ(キングデラウエア)の主な産地と旬

●キングデラの産地と栽培面積

キングデラの産地と栽培面積

 政府がまとめた平成27年産のキングデラの栽培面積です。これを見ると主な産地は山梨県で、全国の半分以上を占めています。次いで山形県、北海道、群馬県となっています。平成22年では和歌山県も1.5ha記載されていましたが、平成27年版には出ていませんでした。

●収穫時期と旬

キングデラは早生種のブドウ品種で、露地栽培の場合デラウエアよりも少し遅い8月上旬頃からの収穫となります。沢山出回る旬の時期は8月上旬から9月初旬あたりとなります。

品種 7月 8月 9月 10月
キングデラ                        

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