ヒムロッド・シードレス(Himrod Seedless Grape)<ブドウの品種
■ヒムロッド・シードレス(Himrod Seedless Grape)とは?
●アメリカでトンプソンシードレスから生まれた品種
ヒムロッドはアメリカ合衆国のコーネル大学のブドウ育種プログラムによって、ニューヨーク州試験場「オンタリオ」と「トンプソンシードレス」との交雑によって生み出されたブドウ品種です。
このヒムロッドはトンプソンシードレスと同じく元から種無し品種となっています。そして、これも同じようにアメリカでは干しブドウ=レーズンの原料にも用いられています。
ヒムトッドは国内でも各地で栽培され、ぶどう狩りが行われている観光農園でも見かける事が多い気がします。とは言っても、その生産量は少なく、鮮度の低下と共に粒が落ちやすいこともあって市場にはほとんど出回っていません。
●ヒムロッド・シードレスの特徴
アメリカ生まれのブドウだけあって、トンプソンシードレスなどと同じように、皮ごと食べられます。また、種もないので次々に口に放り込むことができるのも魅力です。
粒の大きさはやや小粒傾向にありますが、ジベレリン処理をされたものはやや粒が大きくなります。
香りはそれ程強くなく、ラブルスカ種特有の香りが感じられます。
食べると若いとさっぱりとした酸味がありますが、熟すとそれが抜けてとても甘いブドウになります。果汁はたっぷり・・・という感じではなく、果肉の存在感が適度に歯と舌に感じられ、これはこれで美味しいブドウといえるのではないでしょうか。
●ヒムロッド・シードレスの収穫時期と旬
ヒムロッドの収穫時期は栽培地の環境にもよりますが、早いところでは7月下旬辺りから始まります。山梨辺りでは8月中旬辺りから下旬にかけてが収穫期となっています。食べ頃の旬もその頃となります。
旬のカレンダー | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | ||||||||
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ヒムロッド・シードレス |
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