■ゴールドフィンガーとは?
ゴールドフィンガーはピッテロ・ビアンコととてもよく似た姿をしています。それもそのはず、ピッテロ・ビアンコが親となって生まれた品種なのです。
●ゴールドフィンガーの来歴
ゴールドフィンガーは、山梨県東山梨郡春日居町において原田氏により「ピアレス(セネカ×ピッテロ)」に「ピッテロ・ビアンコ」を交配して得られた交雑実生を選抜育成された品種で、1990年に登録申請が出され、1993年に品種登録されました。
●ゴールドフィンガーの特徴
果房の形は長円錐で、ひと房は400g前後になります。粒と粒の感覚は比較的粗く、ぎっしり詰まった感じではなく、粒がぶら下がっているような感じです。一粒一粒の果実の形が先がとがった長楕円から弓形に少しそった縦長で、しなやかな女性の指先のようだと例えられています。
農林水産省の品種登録データベースには以下の通り記載されています。
『-----
果房の形は円錐,大きさは小(150~180g程度),粒着の粗密は粗である。
果粒の形は倒卵,大きさは中(4g程度),果皮の色は黄緑,厚さ及び果皮と果肉の分離性は中である。
果肉の色は不着色,肉質は中間,甘味は中(糖度16~18度程度),酸味は中,香気は無,果汁の多少は中である。
種子の有無は有,数,形及び大きさは中である。
開花期は中,成熟期は早で,試作地(山梨県山梨市)において8月中旬,
裂果の多少は無,果梗の強さは中,果梗と果粒の分離は難である。
「ポートランド」と比較して,粒着の粗密が粗いこと,果粒の形が倒卵であること,香気がないこと等で,「ネオマスカット」と比較して,果房の大きさが小さいこと,果粒の形が倒卵であること,成熟期が早いこと等で,「ロザリオビアンコ」及び「めぐみ」と比較して,果房の大きさが小さいこと,粒着の粗密が粗いこと,果皮と果肉の分離性が易であること,成熟期が早いこと等で区別性が認められる。
-----』以上、抜粋。
◆実際に食べてみたゴールドフィンガーの食味
皮はむきにくく、皮ごと食べるブドウと言って良いでしょう。香りはあまり強くなく、果肉はとてもジューシーで、糖度が18度前後もあり、酸味は少なくとても甘いブドウです。ただ、種入りの場合、粒の中に1~3個ほどの種が入っているので、種を出しながら食べなければなりません。とは言うものの、この粒の美しい色と形、そしてこの甘さは正に高級ブドウの品格を感じさせてくれます。
また、こちら(下の写真)は岡山県産のものですが、種はほとんど入っていませんでした。やはりとても甘みが強く、皮ごと食べられるので次々と手が出てしまいます。
一粒一粒が細長い形をしていて房から外すとブドウらしく見えないですね。
なお、日持があまり良くないので、買ってきたらなるべく早く食べるようにしてください。
●ゴールドフィンガーの主な産地と旬
◆主な産地と生産量
本種は大きな産地はなく、近年の特産果樹生産動態等調査にも記録はありません。ただ、2000年に育成権も消失し、多数の苗木販売店で一般に苗木が販売されており、交配親のピッテロ・ビアンコに比べ栽培しやすく病気にも強い品種という事で、各地のブドウ産地では個々の観光農園などで少量ずつ栽培され、直売所などで販売されています。
●ゴールドフィンガーの収穫時期と旬
ゴールドフィンガーは露地栽培の場合、山梨県では8月中旬から下旬にかけての短期間が収穫時期となります。ただ、ハウス栽培も行われ、7月初旬頃から出回り始めます。食べ頃の旬の時期は8月です。
| 旬のカレンダー | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 甲斐路 | ||||||||||||
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