桑の実／マルベリー／ミュール 選び方と保存方法や食べ方
■美味しい桑の実の選び方と保存方法
●十分に熟して赤黒く色付いたものを選ぶ
桑の実はまだ明るい赤色の時点では酸味がかなり強く、食べると甘さよりも酸っぱいと感じてしまいます。十分に熟し、全体に赤黒く色付いたものを選びましょう。
●軸の色が綺麗な黄緑色のものを選ぶ
桑の実は傷みやすいので、鮮度が良いものをえらびます。収穫後時間が経つと軸がしなびて、色も悪くなってくるので、綺麗な黄緑色でみずみずしいものを選ぶと良いでしょう。また、果実から果汁がにじみ出ていないものを選びましょう。
●保存は冷蔵庫で
桑の実はそのままキッチンペーパーなどを敷いた容器に入れ、乾燥しないようラップなどを被せて冷蔵庫に入れておきます。なるべく早く、長くても２～３日以内に食べるようにしてください。
●冷凍保存
桑の実を冷凍する場合は解凍後そのまま食べたり調理できるよう、一度綺麗に水洗いした後、水気をよく切って軸の部分を取ってから冷凍します。そうしないと、解凍後は離水して果汁も出てくるので、水洗いができないので注意してください。
■桑の実の美味しい食べ方
●そのまま食べる
桑の実はそのまま食べても美味しいです。食べる時は軸を持って果実を口に含んで軸だけ引き抜くようにして食べます。桑の実は種などが口に残らず食べやすいです。
●ジャムにする
桑の実のジャムは手軽に作れて保存性も高く、なおかつ美味しいので人気があります。桑の実自体はあまりペクチンを含んでいないため、砂糖を加えて煮ただけだとジャムと言うよりシロップ煮の状態にしかなりません。どろっとした状態にしたい場合はペクチンを加えます。
レシピ
洗って水気を切り、軸を取り除いた桑の実５００ｇに対してグラニュー糖２５％で１２５ｇ（好みで増やしてください）をよくまぶし、１時間ほど放置。すると桑の実から果汁がにじみ出てきます。そこにレモン汁かクエン酸を少量加え鍋に移して加熱します。沸騰させ、灰汁を掬い取りながら少し煮て、ペクチン１０～１５ｇ（様子を見ながら加え好みの硬さに）を加え、さらに５分ほど煮たら完成。
●色々な焼き菓子に
桑の実のジャムを練りこんでマフィンやパウンドケーキを焼いたり、タルト生地にアーモンドクリームを流し込んでそこに生のままの桑の実を散して焼き上げたり、クラフティーにしても美味しいです。