カニステル:選び方と保存方法、食べ方
■カニステルの選び方と保存方法や食べ頃の見極め
●大きいものほど種も多い
カニステルは一つの果実に2個から6個の種が入っています。丸く大きいものはそれだけ多くの種が入っていると考えていいでしょう。
●表面に艶があり傷が無い物
収穫されてから結構な日数追熟させなければなりません。表面に傷などがあるとそこから傷んでしまうことがあるので避けましょう。
●熟すまで追熟させる
表皮の色に艶があり、綺麗な黄色の物は追熟させなければなりません。食べ頃の見極めは難しいですが、皮から艶が消え、少し茶色っぽくなってきた頃、手に持った時に少し柔らかく感じる位まで置いておきます。
皮のすぐ近くまで食べられるようになるので、触った時に固いという事は中の果肉もまだ固いという事です。今回の写真の物は入手してから約1週間後に撮影、それからさらに2週間して熟したのを確認してから断面を撮影しました。
■カニステルの美味しい食べ方
●皮ぎりぎりまで食べられる
十分に熟した果肉はスプーンですくえるくらい柔らかく、種を取り除いた後は皮を薄く残して全て食べられます。
食感は蒸したカボチャを裏漉ししたような、スイートポテトのようなねっとりとした感じで、とても甘く酸味や香りがほとんどありません。
●加熱しても濃い黄色
カニステルにはカボチャなどと同じようにカロテンが含まれています。加熱調理しても濃い黄色のままで、香りがほとんどないので、加工するとカニステルを食べているという事がわかり難くなってしまいますが、スイートポテトのように仕上げたり、かぼちゃのプリンと同じようにプリンにも出来そうです。色が綺麗なので、ペースト状にしたものをタルトなどの表面に塗ると綺麗ですね。
●クセのない甘さは料理にも
カニステルは香りもなく、酸味やクセもないので、甘味料的に色々な料理に使えそうです。ポタージュに加えれば黄色い色が活かせるでしょう。またチャツネにも使えそうです。
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