カニステル:特徴や産地と旬
■カニステルとは?
●アカテツ科オオミアカテツ属 (英)Canistel
カニステルはアカテツ科オオミアカテツ属の常緑樹になる南国の果実で、原産地はメキシコから中央アメリカとされています。
熟した果実の果肉はモソモソとした茹でたまごの黄身のような感じで、別名エッグフルーツとも呼ばれています。
これまで市場でもほとんど見かけませんでしたが、最近関西でも見かけるようになりました。
●カニステルの特徴
果実は直径5~10cm程で、細長い物からボールのように丸い物までありますが、いずれも果頂部はとがっています。
中にはアーモンドチョコのような艶のある大きな種が2~6個入っていて、その種と、果実の表面の薄い皮の部分を除いて後は食べられる果肉部分となります。
十分に熟した果肉は繊維感が無く、モソモソとした感じで、茹で卵の黄身の部分や蒸して裏漉しした南瓜のような感じです。
果肉の濃い黄色にはカロテンが含まれており、栄養価は高い果物です。
●実際に食べてみた食味
今回は入手してから3週間程室内に置いておき、表面が軟らかくなるくらいまで追熟させてから試食しました。
舌触りはねっとりした感じで繊維っぽさはほぼ無く、香りや酸味もほとんどありません。まったりとした濃厚な甘さが舌に感じられました。香りが無いスイートポテトを食べてるような印象でした。
■カニステルの主な産地と旬
●主な産地と生産量
世界的にはメキシコをはじめとする中央アメリカや、キューバなどの西インド諸島各国、フィリピンなどとなっています。
国内では沖縄で作られています。
●カニステルの収穫時期と旬
沖縄での収穫時期は1月から4月頃までとさっています。ただ、これまで人気が無かったこともあり生産量は僅かなようです。
旬のカレンダー | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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カニステル |
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