日向夏(ひゅうがなつ)、土佐小夏、ニューサマーオレンジ
■日向夏(ひゅうがなつ)とは
●日向夏の来歴
日向夏は1820年に宮崎市の真方安太郎氏の庭で発見されたユズの突然変異種と考えられています。その後宮崎県の特産品となり、今では各地で栽培されるようになり、高知県では「土佐小夏」、「小夏みかん」として生産出荷されているほか、愛媛県や静岡県では 「ニューサマーオレンジ」という名称でも生産出荷されています。
●日向夏(ひゅうがなつ)の特徴
日向夏(ひゅうがなつ)は温州みかんを一回り大きくしたくらいの大きさで、色は明るい黄色で形はブンタンを小さくしたような感じです。
果肉、果汁は酸味が強く、さっぱりとした清々しい味ですが、外皮と果肉の間の白い内果皮(アルベド)にほんのりと甘味があり、この白皮(アルベド)と果肉を一緒に食べることで、他の柑橘にはない、独特の風味を味わうことができます。
露地栽培のものには種がありますが、ハウス栽培されているものにはほとんど種が入っていないものが多く、外皮も傷がつきにくく見た目も綺麗です。
●日向夏(ひゅうがなつ)の主な産地
日向夏(ひゅうがなつ)は宮崎で発見され、特産となっているだけに全国の半分以上を宮崎県が産します。その他、高知県では「土佐小夏」として生産されています。
平成27年産の生産量を見ると、宮崎県3911.1トン、高知県1869.8トン、静岡県262トン、愛媛県215.3トンとなっており、この宮崎県と高知県で全国の約9割を生産しています。
■日向夏の美味しい食べ頃の旬
●日向夏(ニューサマーオレンジ)の旬
ハウス物が年末頃から出回り始め、3月には露地物も出荷されます。旬はハウス物が1月から2月、露地物は3月から4月が旬となります。
旬のカレンダー | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | ||||||||||||
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ハウス栽培 | ||||||||||||||||||
露地栽培 |
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