大将季/だいまさき
■大将季/だいまさきとは?
●鹿児島県で発見された不知火(デコポン)の枝変わり
1997(平成9)年に鹿児島県阿久根市にある大野孝一氏の農園で「不知火」の枝変わりが発見されました。大将季/だいまさきとはこれを増殖育成させ、2006(平成18)年に品種登録されたものです。出願時の名称は「紅将季」となっています。不知火は「清見」と「中野3号ポンカン」の交配種として生まれ、デコポンの名称でも知られています。
●大将季/だいまさきの特徴
果実の形は扁球形で、一般的なデコポンに比べ頭のデコはやや低い傾向にあります。大きな特徴は色が果皮、果肉共にデコポンよりも赤みが濃い橙色であることです。
皮は薄く柔らかいので、手で剥きやすく、ジョウノウも薄く、果肉と共に食べても気になりません。サジョウはとてもジューシーで、十分な甘さと適度な酸味がバランスがよく感じられます。
デコポンと同じく種は入っていません。断面を見ると果実の中心部の空洞はやや大きめです。
■大将季/だいまさきの主な産地と食べ頃の旬
●鹿児島県のオリジナル品種
大将季/だいまさき葉鹿児島県のオリジナル品種として扱われ、鹿児島県内のJA鹿児島いずみ、JAさつま日置、JAそお鹿児島、JA南さつまなどが主な産地となっています。生産量は増えつつあり、2013年産は400トン近くを見込んでいるそうです。
●収穫時期と食べ頃の旬
収穫は加温栽培された物が11月末頃から始まり、無加温の物が2月頃まで続きます。出荷は12月初旬から始まり、2月中頃まで続きます。食べ頃の旬は12月中頃から2月中旬頃となります。
旬のカレンダー | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | ||||||||
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