ドラゴンフルーツ/ピタヤ:特徴や品種と主な産地と旬の時期
■ドラゴンフルーツ(ピタヤ)とは
●サボテン科ヒロセレウス属、及びセレニケレウス属 (英) Pitaya
ドラゴンフルーツまたはピタヤ(pitaya)というのは、熱帯地域に生息するサンカクサボテンの果実の総称で、日本では「ドラゴンフルーツ」として流通しています。いくつかの種類がありますが、主なものは、果実の表面と果肉が鮮やかな赤い色をしているレッドドラゴンフルーツと果皮は同じ様に赤いいけれど果肉は白い「ホワイトドラゴンフルーツ」又は「ホワイトピタヤ」。この二つはヒロセレウス属の果実になります。そして上の写真にある果皮が黄色い「イエローピタヤ」。これはハシラサボテン、セレニケレウス属の果実です。
●食味の特徴
写真の様に、中は白い果肉にゴマのような種が散らばって入っています。レッドドラゴンは果肉にも赤身が入っていますが、ホワイトドラゴンやイエローピタヤは白い果肉です。水分をたっぷりと含み、熱帯地方にふさわしいシャキシャキした食感とさっぱりした甘さが特徴で、酸味はほとんど感じられません。
●木成りで完熟した物と輸入品
ドラゴンフルーツを食べた事がある人の多くは輸入物ではないでしょうか。そう言ったものは木になったまま完熟したものではなく、輸送時間などを考えてまだ未熟なうちに収穫された物です。なので、なんとなく甘いけどあまり味が無い・・・という印象を持たれたのではないですか?
本来木になったまま完熟した物は糖度も20度前後まで上がり、とても甘味が強く美味しいんです。でもこういったものは日持ちせず、保存性が悪いため都市部にはなかなか流通しません。現地ならではの楽しみ、又は産地からお取り寄せするしかないようです。
■ドラゴンフルーツの産地と旬の時期
●主な産地
もともとは中央アメリカや南米北部に自生していたようですが、今では中央アメリカだけでなく、台湾やタイなど東南アジアで盛んに栽培され、それらが輸入されています。日本でも沖縄や鹿児島県などで栽培され、出荷されています。
●レッドドラゴンとイエローピタヤの旬の時期
国産のレッドドラゴンは夏から秋にかけて、イエローピタヤは1月から3月にかけて出荷されています。輸入物は南米のコロンビアなどからその逆シーズンに出荷されてきます。
旬のカレンダー | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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レッドドラゴン | 輸 | 入 | 国 | 産 | ||||||||
イエローピタヤ | 国 | 産 | 輸 | 入 |
■ドラゴンフルーツの主な品種
ドラゴンフルーツ・ピンク |
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イエローピタヤ |
ニューピタヤ・デザートキング |