ロザリオ・ロッソ < ぶどうの品種
■ロザリオ・ロッソとは?
●「マスカット・オブ・アレキサンドリア」×「ルビーオクヤマ」
ロザリオロッソは1984年に山梨県甲府市善光寺町の植原葡萄研究所において、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」と「ルビーオクヤマ」を交配させて生まれた実生を選抜育成したぶどうで、1988年に初めて実がなったとされています。「ロザリオビアンコ」とは兄弟にあたります。
果皮が黄緑色のロザリオビアンコに対し、果皮が赤紫からピンクになる大粒のぶどうです。右の写真は滋賀県竜王町産のもので、粒はとてもしっかりしていて味も良いものでしたが果皮の色はとても薄い状態でした。
●ロザリオ・ロッソの特徴
ロザリオロッソの果粒は大きな楕円形で「ロザリオビアンコ」と同じような形をしています。果皮の着色は地域や環境によって差があるようで、本来は全体に薄い赤紫からピンク色になるとされていますが、色付きガ薄く房の表面だけしか着色しない場合もあるようです。皮はしっかりとしていて身離れがよくないので剥きにくく、皮ごと食べる感じになります。
果肉はブリブリした歯ざわりが感じられるほど締りがあるがとてもジューシーで、さっぱりとした甘さでいくらでも食べられる感じがします。
■ロザリオ・ロッソの主な産地と旬
●主な産地
全国各地のぶどう園で栽培はされているようですが、生産量は極めて少なく、政府の統計データには記載がありません。
●収穫時期と旬
ロザリオロッソの熟期は育成地の山梨県では9月上旬から中旬とされています。各地の収穫時期は九州では早く8月下旬頃から始まるようです。山形など東北では10月上旬あたりとなっています。
旬のカレンダー | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | ||||||||
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ロザリオ・ロッソ |
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