黄玉(おうぎょく/オウギョク) < ブドウの品種
■黄玉(おうぎょく/オウギョク)とは?
●ジャスミン(「ピオ-ネ」×「紅富士」)の実生
黄玉は山梨の植原葡萄研究所において、「ピオ-ネ」と「紅富士」の交配から生まれた「ジャスミン」の実生から選抜、育成された白ブドウ品種で、ジャスミン実生8号とされている品種です。
極めて甘い大粒の白ブドウとして近年注目されている品種で、まだ栽培農園も少なく、今後増えてくると思われます。
●黄玉(おうぎょく/オウギョク)の特徴
黄玉の果粒は付け根から先に向けて膨らむ風船の形で一粒が8~15g程の大粒のブドウです。果皮は黄緑色で薄く、皮ごとでも食べられなくはない感じです。果肉はしっかりとしていて噛むとゴリッとしたアメリカブドウのような歯ざわりがあります。
最大の特徴はその甘さで、糖度はなんと23~25度にも達するとされ、実際に食べてみると酸味がほとんど感じられない程強い甘みが口に広がります。私自身、初めて食べた時はこの甘さに驚くほどでした。
香りも甘く、名前の由来にもなっているジャスミンに例えられる香りも感じられます。
種無しと種有りのものがあり、種無しだと皮ごと気にせずに噛む事ができるのでお勧めです。皮も剥きやすく、タルトなどケーキやデザートの盛り付けにも使いやすいですが、剥いたらすぐにレモン汁などを絡めるようにしないと酸化して茶色くなりやすいので注意してください。
●黄玉(おうぎょく/オウギョク)の収穫時期と旬
黄玉の収穫は早いところでは7月下旬頃から始まり、9月下旬まで続きます。出盛りの旬の時期は8月中旬頃から9月中旬までとなります。
旬のカレンダー | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | ||||||||
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黄玉 |
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