デラウエア < ブドウの品種
■デラウエアとは?
●アメリカ原産の自然交雑種
デラウエアはアメリカが原産の自然交雑種とされ、1855年にオハイオ州デラウェアで命名発表され、日本には明治時代の1872年に入ってきたとされています。
デラウエアはもともと種が出来ないわけではなく、ジベレリンと言うホルモン剤に房を浸ける事で種が出来ないように処理されたものです。
かつて国内の果物店に出回るぶどうの品種は限られ、巨峰やマスカットアレキサンドリアなどの高級なブドウに対し、手頃な価格で広く庶民に親しまれてきたのがこのデラウエアです。現在では輸入物も含め手頃な価格の大粒種を中心に非常に多くの品種が出回るようになり、デラウエアの生産量は1985年以前と比べ半減してしまっています。
●デラウエアの特徴
デラウエアは種なしブドウの定番として古くから一般的に親しまれているぶどうですね。果粒は小粒でも、強い甘さと、それを支えるに十分な酸味をもち、ほのかな芳香があります。
果皮と中身は分けやすく、強くつまみむと、実がつるっと出てきます。皮を剥いた後は色が茶変しやすいので、使用間際に剥いた方がいいでしょ
■デラウエアの主な産地と旬の時期
●デラウエアはもっとも身近なブドウとして親しまれてきました
デラウエアは巨峰に次いで多く作られているブドウで、価格的にも手頃で身近なブドウとして親しまれてきました。
そんなデラウエアを最もたくさん作っているのは山形県で、次いで山梨県、大阪府と続きます。
●デラウエアの収穫時期とで盛りの旬
デラウエアはハウス栽培も進んでいて、山梨などハウスものの収穫は速いものだと4月中旬ごろから始まります。多くのハウスものが出回り始めるのは6月頃からで、露地ものは大阪で7月下旬ごろから8月中旬ごろまで、山梨でも7月中旬から8月下旬あたりまでとなります。山形では9月いっぱい位まで収穫できるようです。
デラウエアが出盛りで食べ頃となる旬の時期は7月から8月いっぱいといえます。
品種 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | ||||||||||
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加温栽培もの | |||||||||||||||
無加温栽培もの |
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