ソニヤ(SONYA):来歴や特徴と産地や旬
●ソニヤ(SONYA)とは
◆ソニヤ(SONYA)の来歴
ソニヤはニュージーランド・セントラルオタゴにおいてSouthern Trees LTDのジョン・マクラーレン(JohnMcLaren)氏が「ロイヤル・ガラ」と「レッド・デリシャス」を交雑させ育成し、2001年に発表されたリンゴで、正式な品種名は「ネブソン(Nevson)」で、「ソニア(SONYA)」は登録商標です。
「ソニア」はSONYAの日本での発音を表記したもので、文献等によっては「ソーニャ」 や「ソーニア」となっているものも見られます。 どれが正しいあるいは誤っているという訳ではありません。ここでは輸入代理店の紹介で使用されている「ソニア」という表記を使用しています。
◆ソニヤ(SONYA)の特徴
ソニアは中から大型になるリンゴとなっていますが、輸入されているものは190~280gの物が多いようです。今回撮影したものは195g前後でした。
果実は「レッドデリシャス」の特性を受け継ぎ肩幅が広く、果頂部に向けて狭くなっており、ものによってはわずかにくびれが見られます。果梗が細く長いのも特徴です。
果皮色は黄緑色のベースにオレンジから赤色の着色が縞状に全体に入ります。
果肉は乳白色で緻密で硬く、日持ち性に優れており、高糖度低酸度でとにかく甘いリンゴとなっています。
◆実際に食べてみたソニヤ(SONYA)の食味
7月23日に購入した、果重195g前後のソニアは国産のリンゴに比べ小さく、お尻がキュッと締まった感じの形で果面は縞状に全体に赤く色付いており、あまり日光の当たりムラは見られませんでした。
食べてみるとサクサクとしっかりとした歯触りがあり、リンゴらしい酸味がほとんど感じられず、良くも悪くもとにかく甘いリンゴだと感じました。酸味が弱く、クリーミーな甘さと表現できる位でした。ちなみに、糖度は15度ありました。
●ソニヤ(SONYA)の主な産地と旬
◆ソニアの主な産地
「SONYA」はニュージーランドの他にも、アメリカやチリ、ヨーロッパで栽培されており、日本へはニュージーランドから輸入されています。
「SONYA」を栽培するにはこの品種の権利を有するNevis FruitSupplyと契約をする必要があります。
◆ソニヤ(SONYA)の収穫時期と旬
ソニアは赤道を挟んだ各地で栽培されており、北半球では日本のリンゴの時期と同じ時期ですが、ニュージーランドなど南半球では国内産のものが品薄になる時期に旬を迎えます。
国内にはそうした国産のものが品薄になる初夏から夏にかけてニュージーランドから輸入されています。
輸入される時期は5月下旬~7月にかけてで、その後8月頃まで流通します。
品種 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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ソニヤ(SONYA) |
< 出 典 >
※ 「Nevson」Pomiferous apples (pommes) database