ロイヤル・ガラ/Royal Gala:来歴や特徴、産地と旬

ロイヤル・ガラ/Royal Gala<輸入リンゴ・りんご

●ロイヤル・ガラとは

◆ニュージーランド生まれたガラ種の変異種

ロイヤル・ガラ/Royal Gala<輸入リンゴ・りんご

 ロイヤルガラは、「ガラ」の枝変わりとして発見されました。ガラ種は果樹園のJHキッドによって1930年代に「ゴールデン・デリシャス」と「キッド・オレンジ・レッド」との交配に由来する多くの苗木の1つとして生まれました。その後、1969年3月、Ten Hove氏がニュージーランドのマタマタにおいてガラの木から変異種を発見し育成したもので、1976年に米国特許出願され翌1977年に出版されています。(米国特許第4121)

◆ロイヤル・ガラの特徴

ロイヤル・ガラ/Royal Gala<輸入リンゴ・りんごロイヤル・ガラ/Royal Gala の断面<輸入リンゴ・りんご

 今回入手したものはアメリカ産のもので、大きさは240~250gのものでした。ふじなど国内の一般的なりんごに比べやや小ぶりで、すらっとしたスリムな形をしています。元のガラ種が黄色地に部分的にオレンジ色のストライプで色付くのに対し、ロイヤルガラ種は全体的に鮮やかな赤色のストライプで色付きます。そして、これは意図的に磨きを入れているのかと思うほど艶々で、まるで作り物のようにテカっています。遠目に見るとパプリカかと思えるほどです。

 食べた食味はまず香りが甘く結構強いです。皮は薄目で口に残る感じはしません。果肉も適度な歯触りがあり、甘みの強い果汁が口に広がり、繊維っぽさやざらつき感もなくとても美味しいリンゴでした。

●ロイヤル・ガラの主な産地と旬

◆主な産地と生産量

ロイヤル・ガラ/Royal Gala<輸入リンゴ・りんご

 主な産地はニュージーランドやアメリカ、オーストラリアなどで、その他でも作られています。日本にはニュージーランド産やアメリカ産のものが入ってきています。

◆ロイヤル・ガラの収穫時期や輸入される時期

 南半球のオーストラリアやニュージーランドなどでは2月上旬頃から収穫が始まり、日本では品薄になる夏の7月頃まで市場に供給されます。アメリカでは主にワシントン州で作られており、基本的には日本の収穫時期とそう大きくは変わりません。

旬のカレンダー

旬のカレンダー 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ニュージーランド
オーストラリア
                       
アメリカ                        

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