星の金貨/あおり15<りんごの品種
■星の金貨とは?
●正式な品種名は「あおり15」
星の金貨は青森県りんご試験場において、1970(昭和45)年に「ふじ」に「青り3号(国光×リチャード・デリシャス)」の花粉をを交配し、生まれた実生の中から選抜したものを育成増殖し、長期にわたる特性調査を経て2001(平成13)年に品種登録出願、2004(平成16)年に登録されました。登録名は「あおり15」となっています。
このリンゴは市場に出回る際には「星の金貨」という名称で扱われていますが、これは登録された品種名ではなく、青森県がつけた登録商標で、一般的にはこの商標で呼ぶことが多いです。同じように商標が付けられ、その名で呼ばれているリンゴには「あおり9」=「彩香(さいか)」、「あおり27」=「千雪(ちゆき)」などがあります。
●星の金貨の特徴
このリンゴの特徴は商標からイメージできるように金貨のように黄色い色をしている事と、比較的皮が薄く、まるかじりした時に皮があまり気にならないと言うことです。糖度は14度以上が収穫の目安とされ、15~16度のものが多いようです。
品種登録のデータには下記のように記されています。
『-----
果実の外観は円錐、王冠は無、がくの開閉は閉、がくあの深さは浅、広さは狭、こうあの深さ、広さ及び果実の大きさは中、
果皮の地色及び果皮を被う色は黄、強さは淡、量は少、さびの量は無~僅か、さび状果点は有、果点の大きさ及び密度は中、スカーフスキンは無、果皮の光沢は弱、ろう質は少、粗滑の程度は粗である。
果梗の長さは長、太さは中、肉こうの有無は有である。
果心の形は円、大きさは小、
果肉の色は黄、褐色化、硬さ及びきめは中、蜜の多少は少、甘味は高、酸味は弱、渋味は無、香気及び果汁の多少は多
-----』以上、抜粋。
●食べた感想
今回入手したものは350~380g程と、この品種の中では大き目のものでした。固体によって果皮の色付き方に違いが見られましたが、確かに皮は薄く感じます。
しっかりと色付き、赤みが多いものは切った時に果汁が滴るほどジューシーで、果肉は柔らかく、肉質はやや荒い感じがしますがとても甘く酸味が感じられないくらいでした。一方、一番若そうな黄緑に近いものはシャキシャキした心地よい歯ざわりがあり、酸味も適度にあり、甘味は強くありませんがバランス的にはよく感じました。
■星の金貨の主な産地と旬
●主な産地と生産量
主な産地は青森県で、政府がまとめた平成23年産の栽培面積で見ると青森県が9.4ha、北海道が2.2haとなっています。この面積で見ると、王林の0.3%程、ふじにいたっては0.06%に満たない限られたところで作られていることがわかります。
その後平成30年産特産果樹生産動態等調査の時点では青森県での栽培面積が16.7haと増えていますが、北海道の記載はありませんでした。
●星の金貨の収穫時期と旬
成熟期は晩性で青森県では10月下旬となっています。収穫はその頃から始まり11月いっぱい位ですが、このリンゴは非常に貯蔵性に優れ、翌年の6月頃まで出回ります。食べ頃の旬は12月~3月頃となります。
旬のカレンダー | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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星の金貨 |