■シロメバル(白眼張/しろめばる)とは
分類:魚類 > 条鰭綱 > カサゴ目 > カサゴ亜目 > メバル科 > メバル亜科 > メバル属(日本海洋データセンターより)
学名:Sebastes cheni Barsukov, 1988
和名:しろめばる/白眼張
英名:rockfish
別名:単にメバル、キンメバル
クロメバル、シロメバル、アカメバルの三種はかつて「メバル」という同一種として扱われていましたが、2008年に見直され、「シロメバル」、「アカメバル」、「クロメバル」をそれぞれ別種とみなすよう分類されました。
学術的には別種にはなりましたが、食材としては大きさや食味的に違いは感じられず、種間の差よりも獲れる場所などによる個体差の方が重要で、3種を区別することはほぼないと思います。
●シロメバルの生態と分布
シロメバルは内湾に多く、主に沿岸の岩礁域に生息しています。「日本産魚類検索全種の同定第三版」によると日本近海での分布は青森県〜九州西岸の日本海・東シナ海沿岸、東北地方太平洋沿岸、相模湾〜三重県の太平洋沿岸、瀬戸内海、有明海となっており、朝鮮半島東岸にまで及ぶとされています。
メバルは卵胎生の魚で、11月頃に交尾し、12月から2月に稚魚を出産します。
●シロメバルの特徴
シロメバルの特徴は色で、金色を帯びた薄い茶色から焦げ茶色をしています。
体の形はアカメバル、シロメバルと見分けがつかない程そっくりで、目が大きく少し張り出しています。体の割りに背ビレや腹びれ、臀(しり)ビレなども大きく、涙骨やエラブタに鋭いトゲがあります。
メバル3種との違いは下記の4点
1.生時、体の背面及び胸ビレは茶色。
2.胸ビレは通常17軟条と3種では一番多く、臀ビレも8軟条ある。
3.側線有孔鱗数は37~46。
4.生時、両目間に斑紋はないかあっても目立たない。
5.より内湾の岩礁域に多い
ただし、生息する環境などによって体色にばらつきがあるなど同定が困難な個体も多い。
■シロメバルの産地と旬
●主な産地
ほぼ全国の沿岸で獲れます。
●美味しい旬の時期
シロメバルは、メバル三種の他のメバル同様、出産を控えた秋から冬が最も脂がのって美味しい旬となります。
旬のカレンダー | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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ウスメバル | ||||||||||||
エゾメバル | ||||||||||||
メバル三種 |
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