■アカメバル(赤眼張/あかめばる)

●アカメバルとは

分類:魚類 > 条鰭綱 > カサゴ目 > カサゴ亜目 > メバル科 > メバル亜科 > メバル属(日本海洋データセンターより)

学名:Sebastes inermis Cuvier, 1829

和名:あかめばる/赤眼張、赤目張

英名:rockfish

別名:メバル

 クロメバル、シロメバル、アカメバルの三種はかつて「メバル」という同一種として扱われていましたが、2008年に見直され、「シロメバル」、「アカメバル」、「クロメバル」をそれぞれ別種とみなすよう分類されました。

 学術的には別種にはなりましたが、食材としては大きさや食味的に違いは感じられず、種間の差よりも獲れる場所などによる個体差の方が重要で、3種を区別することはほぼないと思います。

●アカメバルの生態と分布

アカメバル

 アカメバルは沿岸近くのガラモ場やアマモ場に多く、「日本産魚類検索全種の同定第三版」によると日本近海での分布は北海道〜長崎県の日本海側、岩手県、相模湾〜紀伊水道の太平洋側、瀬戸内海東部、宮崎県となっており、朝鮮半島東岸にまで及ぶようです。

 メバルは卵胎生の魚で、11月頃に交尾し、12月から2月に稚魚を出産します。

●アカメバルの特徴

 アカメバルは体側及び胸ビレが赤色からオレンジ色です。体の形はクロメバル、シロメバルと見分けがつかない程そっくりで、目が大きく少し張り出しています。体の割りに背ビレや腹びれ、臀(しり)ビレなども大きく、涙骨やエラブタに鋭いトゲがあります。

 メバル3種との違いは下記の4点

1.生時、体の背面及び胸ビレは赤色からオレンジ色。

2.胸ビレは通常15軟条と3種では最も少なく、臀ビレも7軟条。

3.側線有孔鱗数は36~44。

4.生時、両目間に不定形の斑紋があるのが特徴。(死後は消滅するので注意が必要)

5.沿岸のガラモ場やアマモ場に多い。

 ただし、生息する環境などによって体色にばらつきがあるなど同定が困難な個体も多い。

●主な産地

 全国の沿岸で獲れます。

■アカメバルの旬

 アカメバルは、メバル三種の他のメバル同様、出産を控えた秋から冬が最も脂がのって美味しい旬となります。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ウスメバル                        
エゾメバル                        
メバル三種                        

■シロメバルの画像ギャラリー

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アカメバル アカメバル アカメバル アカメバル アカメバル

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