カメノテ(亀の手)の目利きや茹で方と料理

カメノテ/亀の手

 カメノテ/亀の手の選び方、目利きや茹で方、美味しい食べ方と調理方法、茹で方や主な料理、料理レシピ、酒蒸しやワイン蒸し、味噌汁、パスタなどを写真と共に紹介します。

●亀の手(カメノテ)の目利きのポイント

◆生きているもの

 カメノテは基本的に生きているもでなければ心配。殻を閉じているか、少し開いているものは触れた時に素早く閉じるかチェックする。

◆太く大きいもの

 カメノテは見た目に対し可食部が少なく、しかも茹でると身が縮むので、なるべく柄の部分が太く大きいものを選ぶとよい。

◆冷凍保存

 長期保存する場合は冷凍保存も可能だが、身痩せするので冷凍したものの用途は凍ったまま調理し、味噌汁など出汁を活かす料理に使おう。

●亀の手(カメノテ)の美味しい食べ方と料理

塩茹でカメノテ/亀の手

◆調理のポイント

 一般的には塩ゆでして柄の中の筋肉を食べる。爪の部分にある触手や内臓も食べられるが、触手は食感が悪く、食べない人が多い。

 丸ごと煮ることで濃厚な美味しい出汁が出る。

●亀の手(カメノテ)を塩茹でする

◆よく洗う

カメノテ/亀の手

 カメノテの表面には海藻や不純物などの汚れが付いているので、たわしやブラシでこすり流水でよく洗う。


◆塩水で茹でる

カメノテ/亀の手

 鍋にカメノテを入れ、浸る程度に水を張り、塩を少量加えて茹で始める。

 塩の量は澄まし汁程度の塩加減から海水程の濃さまで好みで入れる。


カメノテ/亀の手

 途中アクが出てくるので、取り除きながら5分ほど茹でる。


カメノテ/亀の手

 ザルにあげてそのまま冷ます。

 熱いうちに食べても旨いが、皮をむくのがとても熱い。


塩茹でしたカメノテ/亀の手

 片方の手で爪をもち、もう片方の手の爪先で柄の部分と爪の付け根をひねるようにして引っ張ると意外に簡単に殻が剥ける。

 汁が飛び出すこともあるので注意しよう。


塩茹でしたカメノテ/亀の手

 食べられるのはこの出ている部分。ほんのちょっとだけ。

 しかしこれが旨い。


◆カメノテの味噌汁

カメノテ/亀の手

 よく洗ったカメノテを鍋に入れ、水を張る。


カメノテ/亀の手

 火にかけ、沸騰してきたらアクをすくいながら5分ほど茹でる。

他に野菜を加えるなら、根菜は最初から。葉物であれば一度アクを取り除いてから加えるとよい。


カメノテ/亀の手

 火を止め、味噌を溶かし込み、もう一度沸騰寸前まで加熱する。


カメノテ/亀の手の味噌汁

 お椀にカメノテと共に注ぎ、刻みネギを散らす。


◆亀の手(カメノテ)の酒蒸し、ワイン蒸し

 酒蒸しにするなら、よく洗ったカメノテを鍋に入れ、酒を少量注いで蓋をし火にかけて蒸す。やはり5分程度蒸せばいいだけ。塩はもともとカメノテが含んでいる塩分があるので加える必要はない。

 ワイン蒸しは鍋にオリーブ油を垂らし、刻んだニンニクを加えて火にかけ香りが立ってきたらカメノテを加え、そこになべ底に少したまる程度の白ワインを注いで蓋をして蒸す。

 いずれの場合も、アサリなどの二枚貝のように蒸しあがったら殻が開くわけではないので時間を計っておくこと。

◆カメノテやムール貝、小エビのガーリックソーススパゲッティ

 カメノテやムール貝をガーリックソースのスパゲッティに仕立てたもの。カメノテはあらかじめ少量の水または酒で下茹でして、殻から身を取り出しておく。ゆで汁もソースに使うので、茹でる際にカメノテが完全に浸るほどは入れず、半分蒸すような感じにすると濃厚な出汁となり、旨味が使いきれます。

カメノテやムール貝、小エビのガーリックソーススパゲッティ

◆亀の手(カメノテ)を使った料理をレシピサイトで探す

 主な料理レシピサイトの亀の手(カメノテ)を使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

クックパッド レシピブログ 楽天レシピ

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