マダイ/真鯛/まだい:生態や特徴と産地や旬の時期

マダイ/真鯛/まだい

●真鯛(マダイ)の生態や特徴

◆スズキ目スズキ亜目タイ科マダイ亜科マダイ属  (学名)Pagrus major

(英)Japanese sea bream(仏)Dorade

マダイ/真鯛/まだい

マダイはスズキ目タイ科の一種で言わずと知れた「鯛」と言えば一般的にこの魚を指します。

 日本では「・・・鯛」と名のついた魚が非常に多く、数だけでも約200種と言われています。しかし、本来の魚類学上でタイ科に属するのはマダイを含むマダイ属の他、クロダイ属やチダイ属、ヘダイ属、キダイ属などその中のほんの一部で、その他のものは、外見が似ていたり、色合いが似ていたりで付けられたようです。そして、その数多い鯛の中でもマダイは「鯛」の代名詞的な存在で、日本では「めでたい」縁起のいい魚として古くから祝い事には欠かせない存在となっています。

◆真鯛(マダイ)の生態

マダイは北海道から九州にかけての日本海、太平洋、それに瀬戸内海をはじめ、広くは東シナ海から南シナ海まで分布しています。

寿命は20~40年とされ、大きいものだと100㎝を超えるものもおり、釣り人を魅了しています。これまでも90㎝クラス、14~16㎏のものが釣り上げられています。

稚魚の間は岸近くで他の魚の稚魚に混じり動物性プランクトンやエビ・カニの幼生などを捕食し、15~16㎝位になるとアミエビやヨコエビ類など小さな甲殻類を食べているようです。2年目くらいまでは比較的浅い砂礫底でエビやカニなどの甲殻類を食べて過ごし、3年目あたりから深場の岩礁や砂礫底の底付近に移動するようです。

産卵期は海域によって差があり、南の暖かい九州辺りでは2月頃から始まり、瀬戸内海では4月頃から5月頃にかけて、東北では5月から6月にかけてとなっています。

産卵に向けて春には岸近くの比較的浅いところにあがってきます。

◆真鯛(マダイ)の特徴

マダイ/真鯛/まだい

大きいものは1mを超すものもいますが、一般的に市場に並ぶのは30㎝程のものから大きいもので70㎝程のものです。

体形は側扁し背が緩やかに盛り上がった形をしており、体色は

腹から顎下にかけて銀白色から白色で、それ以外は光沢のある淡紅色にコバルトブルーの斑点が点在しています。また、目の上にもアイシャドーを塗っているかのように綺麗な青い部分があります。

背ビレ、尻びれどちらも固く棘状に長い骨があるので注意が必要です。

尾びれも赤く、美しい三角形で、尾の後端の縁が黒いのが特徴です。

●真鯛(マダイ)の主な産地と旬

◆主な産地と生産量

政府がまとめた平成27年産の漁業・養殖業生産統計をもとに全国の漁獲・収穫量と、それぞれ上位10位をまとめてみました。

これを見ると、マダイの漁獲量は年間約15,000トンに対し、養殖での収穫量は約63,600トンもあり、天然物のマダイは2割弱で、養殖物が8割を超えていることが分かります。

全国のマダイ漁獲量トップ10

産地ごとで見ると長崎県、福岡県、愛媛県が上位3県の他九州をはじめとする西日本各地での漁獲が多いことが分かります。

全国の養殖マダイ収穫量トップ10

マダイは養殖も盛んに行われ、マダイの約8割を占めています。

最も多く産出しているのは愛媛県で、全国の約半分を超える量を占め、次いで熊本県、三重県と続きます。

◆真鯛(マダイ)の漁獲時期と旬

 マダイは1年を通して漁獲があり、また、養殖物も多く出回っているので年中魚屋さんには並んでいます。

 マダイの産卵期は海域によって差があり2月頃から6月頃にかけてとなっています。

 旬は産卵期直前の桜の季節と言われ、この頃のタイを”桜鯛”と言って珍重します。産卵後しばらくは脂が落ちてしまいますが、秋ごろにはまた美味しい状態に戻ります。そういう意味では、マダイの美味しい旬の時期は晩秋から春にかけてとなります。

旬のカレンダー
旬のカレンダー 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
マダイ                        

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