コウイカ/甲烏賊:生態や特徴と産地や旬

コウイカ/甲烏賊(スミイカ/墨烏賊)

●コウイカ/甲烏賊の生態や特徴

◆コウイカとは

分類:軟体動物門 > 頭足綱 > 鞘形亜綱 > 十腕形上目 > コウイカ目 > コウイカ科 > コウイカ属 > Platysepia亜属(日本海洋データセンターより)

学名:Sepia (Platysepia) esculenta Hoyle, 1885

和名:こういか/甲烏賊

英名:golden cuttlefish 仏名:Seiche dorée

別名:スミイカ/墨烏賊、ハリイカ/針烏賊

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学名:Sepia (Platysepia) madokai Adam, 1939

和名:ハリイカ/針烏賊

別名:スミイカ/墨烏賊、コウイカモドキ

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 コウイカはコウイカ目コウイカ科に分類され、スルメイカやケンサキイカなどのツツイカ目とは別のグループのイカである。種目名にもなっているコウイカ(甲いか)という名称の由来は、このグループのイカには背部の外套膜の内側に甲羅状の骨があることに因む。日本ではいずれも単にイカというくくりになるが、英語では硬い甲羅を持つコウイカ目のイカを”cuttlefish”、スルメイカやケンサキイカなど甲羅が薄っぺらな軟骨状ツツイカ目のイカを”squid”と呼び分けしている。

 学名の属名”Sepia”はイカ墨を表し、かつてイカ墨がインクとして使われ、その色合いをセピア色という。また、現在ではイタリアなど南ヨーロッパ辺りではコウイカそのものの名称にもなっている。

コウイカ/甲烏賊(スミイカ/墨烏賊)

 別名で墨烏賊(すみいか)とも呼ばれる。これは墨を沢山持っており、水揚げされるた際に大量に噴くからである。故にイタリアなどではイカ墨料理にも使われる。また、針烏賊(はりいか)とも呼ばれるが、これは甲の先が棘条に突き出ており、胴のてっぺんを指で触るとその針状の棘が出ていることに因む。

 同じ種族の近縁種にハリイカ/針烏賊というのもあり、こちらは別名コウイカモドキとも呼ばれるが、市場ではこの両種は全く区別されることなくコウイカとして扱われている。

 本サイトでも両種に大きな相違はないことから、コウイカのページで区別することなく扱うことにする。

◆コウイカの生態

コウイカ/甲烏賊(スミイカ/墨烏賊)

 コウイカは青森県辺りから南の太平洋沿岸及び日本海沿岸に分布し、普段は外洋の水深60〜150mを回遊しながら小魚やエビなどの甲殻類を捕食している。

 2~4月頃には、産卵のために内湾の浅いところに集まる。雄は雌の気を引くため、体を発光させるなど色々な誘引行動見せるという。交尾した雌は早いものは数分後、遅くても数時間後には産卵する。

 寿命は1年ほどで、産卵を終えると雄も雌も死んでしまう。

◆コウイカの特徴

 コウイカは胴長18cmほどで胴はふっくらと丸みがあり、その左右の全縁に「エンペラ」と呼ばれる幅の狭いヒレが付いている。

コウイカ/甲烏賊(スミイカ/墨烏賊)

 通常、長い触腕は目の下にある第3腕と第4腕の間にあるポケットのような袋に収納されており、一見腕が8本しかないように見えたりもする。獲物を捕獲する時にはこの袋から瞬時に触腕を繰り出す。

 甲羅には横縞模様が入っており、雄の方がこの模様が明確で、雌はぼんやりしているものが多い。雄雌が並んでいるとどちらが雄か見分けやすい。

 上記の名前の由来でも記したように、甲羅の先には短い棘条の突起があり、指で探るとすぐにわかる。

●コウイカ/甲烏賊の主な産地と旬

◆コウイカの主な産地

 コウイカは本州の沿岸各地で漁獲されているが、主な産地と知られているのは瀬戸内海沿岸各地や九州である。

◆コウイカの産卵期と美味しい旬の時期

 コウイカは産卵のため内湾に集まってくる春から初夏に多く漁獲される。産卵後に死んでしまう事もあり、旬は産卵を控え、成熟する冬から春先となる。

◆新イカも美味しい

 コウイカの産まれて間もない、5cmくらいの物は「新イカ」として珍重され、高い値が付いています。これらは晩夏から秋が旬となる。

旬のカレンダー
旬カレンダー 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
コウイカ(スミイカ)                        
新イカ                        

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