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トリガイ(鳥貝)       (英)Heart Clam  

食べ方と扱い方 栄養と効能 旬のカレンダー 仲間の品種 産直お取寄せ

トリガイ クリックで拡大

●マルスダレガイ目ザルガイ科 

日本、朝鮮半島、中国沿岸で獲れる二枚貝で、水深数mから数十mのプランクトンの豊富な内湾の泥地に生息しています。丸みを帯びた貝の表面には放射状に40本程の溝(放射肋)があり、その線に沿って苔のような短い毛が生えています。

日本での主な産地は太平洋側では東京湾や三河湾、伊勢湾など、日本海側では宮津や舞鶴などが知られています。また、瀬戸内海も主な漁場となっています。

 「鳥貝」という名前の由来は貝殻から伸びる黒い足が、鳥のくちばしに見えるからだとする説と、食べた時の食感が鶏肉に似ているからだとする二つの説があるようです。

トリガイは春と秋の二回産卵期があると言われています。寿命は約一年で、7〜9cm程の大きさに成長しますが、中には2〜3年生き残るものもあり、10cm以上の大きい物もみられます。

また、この貝は生命力が強くなく、酸素不足などに弱く一度に多量に死ぬことがります。そうかと思えば、時として大発生を起こしたり、豊凶が著しい貝として漁師の悩みの種となっています。

●京のブランド・トリガイ

トリガイ クリックで拡大舞鶴湾や若狭湾はもともとトリガイの好漁場でしたが、この豊凶の問題に取り組み、京都府立海洋センターが、稚貝を人工孵化させ、コンテナに稚貝を入れて海中に吊り下げる方法を開発し、実用化されています。この方法で育てられたトリガイは天敵のタコやヒトデから守られて、天然物より大きく育ち、安定して供給されるようになりました。この手法で育てられるものを「育成トリガイ」といい「丹後とり貝」のブランド名で宮津市や、舞鶴市の漁業者のもとで育成・生産拡大に取り組まれています。

しかし、大きさ、味共に非常に優れているうえ、まだ数量的に少ない事もあって非常に高価な食材として、高級料理店でしか扱えない状況です。

ちなみに、上の画像の物は舞鶴の育成物で、魚屋で一つ1200円ほどしていました。一つですよ。でも、一つで、握り3〜4カン分位とれる大きさではありましたが。

京都府のサイト

楽天ショップ●冷凍での流通

トリガイは消化管に泥を含んでいるので、市場では、剥き身を開いて湯引き(さっと塩や酢を加えた熱湯をくぐらせ、氷水に落とす)し冷凍されたものがパックに並べられ出荷されています。なので、一般の方はそうやって並んでいるトリガイしかみた事が無く、殻つきの活けの物を見た事が無い人も多いのではないでしょうか?

輸入も多く、中国や韓国から、開いて湯引きされたものが冷凍で大量にはいってきています。回転寿司でもよく見かけるのはこういった輸入物がほとんどです。

●トリガイの旬

旬はなぜか太平洋側では春先、日本海側では夏と、ずれています。なお、ここでの旬とは、その地域での水揚げされる時期を指しています。中には冬が美味しいとされる文献もみられますが、私は残念ながら食べ比べた事が無いので分かりません。但し、一度湯引きされたものは冷凍してもあまり食味が落ちないので、そうして冷凍されたものが通年出回ています。

品種
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
大阪や瀬戸内海沿岸                        
日本海側                        
舞鶴の育成物                        
太平洋沿岸                        

楽天ショップ●さばき方

トリガイは、殻から剥いたら氷水に落とし、一つずつ開いていきますが、足の表面の黒い部分は簡単に落ちてしまいます。でも、この黒いのがとれてしまうと、普通の白い貝と同じになってしまい、価値が損なわれてしまいます。

そこで、トリガイをさばくときは、普通のまな板の上でするのではなく、摩擦が少ないガラスやセロハンなどを敷いてそのうえで開く作業をします。手も素手ではなく、ナイロン手袋などをはめて、少しでもこすれて黒い色がとれないようにします。

そうやって開いたら、流水で洗うのではなく、氷水の中に付けて優しくすすぐように洗い、このまま、生で刺身にしても良いのですが、通常は湯引きにします。

湯引きにする際には、湯の中に塩と酢を少し加え、沸騰している中に泳がせ、すぐに氷水に落として冷やします。

●料理

  • 刺身・・・何と言っても刺身が一番です。活けの生を刺身にしたものは食感、味共にとても美味しいと言われています。残念ながら筆者はまだ経験がありません。でも、湯引きも適度な歯ごたえと、ほのかな甘みのあるその味はとても美味しく、寿司ネタとしても人気があります。
  • あえ物・・・湯引きしたもので、酢の物、酢味噌和えなど
  • 佃煮・・・小ぶりのものを紐も一緒に佃煮にする地方もあります
  • ヒモ・・・刺身などにしてあまったひもも、さっと湯引きしてあえ物や天ぷらなどにすると美味しいです
  • 焼きもの・・・少しもったいない気もしますが、バターやオリーブオイルで、軽くニンニクを効かせて焼くと、甘みがあって、歯触りもいい料理になります。パスタの具や、大きい物では、メインの魚料理として使える食材です。
    豪快に炭火焼にして食べるのも美味しいようです。

●ビタミンB12が豊富

ビタミンB12は水溶性のビタミンの一つで、魚介や肉類などから摂取する必要があります。

●パントテン酸も豊富

パントテン酸は細菌やウィルス、異物等に対する抗体の合成に関わり、免疫力を高める働きがあります。
また、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす働きがあり、これにより、動脈硬化を防いでいます

足 生 100gあたりの成分

エネルギー
水分
たんぱく質
脂質
炭水化物
灰分
飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸
コレステロール
食物繊維
86kcal
78.6g
12.9g
0.3g
6.9g
1.3g
0.04g
0.04g
22r
-g
ビタミン
E
D
B1
B2
ナイアシン
B6
B12
葉酸
パントテン酸

C

1.2mg
0μg
0.16mg
0.06mg
1.7mg
0.04mg
10.1μg
18μg
1.10mg
1mg
無機質
ナトリウム
カリウム
カルシウム
マグネシウム
リン
100mg
150mg
19mg
43mg
120mg
2.9mg
五訂日本食品標準成分表より

仲間の種類

 

 

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