クロガレイ/黒鰈/くろがれい:生態や特徴と産地や旬

クロガレイ/黒鰈/くろがれい

●クロガレイの生態や特徴

◆クロガレイとは

分類:魚類 - 条鰭綱 - カレイ目 - カレイ科 - カレイ亜科 - マガレイ属(日本海洋データセンターより)

学名:Pseudopleuronectes obscurus (Herzenstein, 1890)

   (Pleuronectes obscurus Herzenstein, 1890

和名:くろがれい/黒鰈

英名:black plaice

 クロガレイはかつてツノガレイ属とされてきたが、現在はマガレイ属とする見方が主流となっている。種小名の”obscurus”はラテン語で『暗色の』を表す言葉から付けられている。和名のクロガレイも見た目の体色から付けられたのだろう。

 市場には近縁種のクロガシラガレイと区別されず同じトロ箱に詰められて入荷され、仲卸や小売店でもいずれもクロガレイとして並ぶのがほとんど。

◆クロガレイの生態

クロガレイ/黒鰈/くろがれい

 クロガレイは北西太平洋及び黄海から朝鮮半島東岸、北海道以北の日本海、オホーツク海にかけて分布する。

 近縁種のクロガシラガレイとよく混獲されることから同じように水深100m以浅の砂泥底に多く、汽水域にも侵入し生息していると考えられる。

 産卵期は2~6月の間で春に最盛期を迎えるとみられる。

◆クロガレイの特徴

クロガレイ/黒鰈/くろがれい

 クロガレイは全長40cm程になる。写真は30cm程のもの。

 体形は強く側偏し両眼は右側にある。体高はあまり高くなく吻が尖った形で顔が小さく、小さな口の近くに集まっている。

 体表は細かなウロコに覆われ、全体に黒い部分が多い不規則な迷彩柄で、全体に黒く見えることが名前の所以となっている。無眼側の体側は黄ばんだような白色で、両側に広がる背ビレと尻ビレにはぼやけた数本の黒い帯状班が見られる。

  全体にクロガシラガレイと似ているが、体高が低いこと、無眼側の体色が黄ばんでいること、及び胸ビレの上部で側線があまり曲がっていないことなどの違いがある。また、クロガレイの尾ビレは一様に黒く、クロガシラガレイに見られる後縁の白い縁取りが無いのも特徴となっているが、この個体はわずかに縁取りがあるように見える。

●クロガレイの主な産地と旬

◆主な産地

 クロガレイの主な産地は北海道。主に北海道の東側、網走などオホーツク海の沿岸や根室湾、厚岸湾などで漁獲されている。

 クロガレイはクロガシラガレイに混じって漁獲され、クロガシラガレイまたは単にクロガレイとして区別されず出荷されることも多く、割合的には圧倒的にクロガシラガレイの方が多くクロガレイは少ない。

◆クロガレイの漁獲時期と旬

 クロガレイも他のカレイと同じように、腹に真子を持つ時期に多く漁獲され、真子ともども煮付けて美味しい魚とされている。そういう意味では産卵期の3~4月を含め、腹に真子を持ち始める冬から春にかけてが旬と言えそうだ。

旬のカレンダー
旬のカレンダー 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
クロガレイ                        

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