マツカワガレイ/松皮鰈/まつかわがれい:生態や特徴と産地や旬

マツカワガレイ/松皮鰈/まつかわがれい/王鰈

●マツカワガレイの生態や特徴

◆マツカワガレイとは

分類:動物界 - 脊索動物門 - 脊椎動物亜門 - 有顎上綱 - 魚類 - 条鰭綱 - カレイ目 - カレイ科 - カレイ亜科 - マツカワ属(日本海洋データセンターより)

学名:Verasper moseri Jordan & Gilbert, 1898

和名:まつかわがれい/松皮鰈/松川鰈

英名:Barfin flounder

別名:タカノハガレイ、タンタカ、ヤマブシガレイ、ムギガレイ、王鰈

 マツカワガレイはホシガレイと共にカレイ科マツカワ属に分類されるカレイで、マツカワ(松皮)という名の由来は、ウロコが硬く松の樹の表皮のようだからと言われている。現在では天然物は極わずかとなり、漁獲される多くが養殖稚魚を放流したものとなっている。

 マツカワガレイは希少性に加え、ヒラメと同等かそれ以上に美味しい魚でもあることから市場では超高級魚として扱われ、一般のスーパーなどに出回ることも無く、そのほとんどが寿司店や割烹などの高級飲食店で扱われている。

 「王鰈(おうちょう)」とも呼ばれるが、これは北海道えりも町から函館市南茅部にいたる海域で水揚げされたマツカワガレイのブランド商標名。

◆マツカワガレイの生態

マツカワガレイ/松皮鰈/まつかわがれい/王鰈

 マツカワガレイは若狭湾以北の日本海沿岸からオホーツク海の南にかけて、茨城県以北から北海道、千島列島にかけての北西太平洋沿岸、及びそれらの海域の大陸棚に分布し、水深数mから200m程の砂泥底で底生の甲殻類やゴカイなどの多毛類、貝類、大きく成長したものは小魚なども捕食する。

 産卵期は冬から春にかけてとみられ、その時期には比較的浅い沿岸まで寄ってくるが、産卵後は再び深場に戻ると考えられているが、人口孵化させ放流した稚魚の調査ではあまり移動せず定着性が強いというデータもあるようだ。

◆マツカワガレイの特徴

マツカワガレイ/松皮鰈/まつかわがれい/王鰈

 マツカワガレイは大きいものだと80cmにもなる大型のカレイで、オスよりも雌の方が大きくなる。

 体形はカレイらしく右側に両目が付いており、背ビレと尻ビレが上下を縁取るように尾の付け根まである。比較的体高が高く厚みもあり、口はアカガレイほどではないがやや大きく、歯は円錐状のものが並んでいるが小さい。

マツカワガレイ/松皮鰈/まつかわがれい/王鰈

 体色は有眼側は全体に茶褐色でウロコは硬くはがれにくい櫛鱗でざらざらしており、この感じが名前の由来と言われている。無眼側は白いものがメスで、黄色っぽいものがオスである確率が高いとみられ、天然物は明確な黒い斑紋が付いていることもあるが不明瞭な染み状の斑紋は無く、放流された養殖稚魚が成長したものには不明瞭な黒ずみが付いている。

 また、マツカワガレイには背ビレと尻ビレに黒い帯状の斑紋が並んでいるのも大きな特徴。

●マツカワガレイの主な産地と旬

◆主な産地と漁獲量

 マツカワガレイの主な産地は北海道。その他青森県や岩手県でも漁獲されています。

 天然のマツカワガレイは非常に少なくなり、現在は人工ふ化させた稚魚を放流し、それが大きく育つのを待って漁獲されている。主な産地の北海道では資源保護のため全長35センチ未満のものは海に戻さなければならない決まりになっている。

◆マツカワガレイの漁獲時期と旬

マツカワガレイ/松皮鰈/まつかわがれい/王鰈

 マツカワガレイは通年水揚げはあるようだが、晩秋から12月にかけて漁獲量が増え市場に多く出荷されている。この時期は産卵に向けメスの腹には卵が詰まっていることが多い。春から夏にかけては比較的身が柔らかいと言われている。

旬のカレンダー
旬のカレンダー 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
マツカワガレイ                        

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