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エノキタケ(榎茸)の選び方と保存方法、食べ方と栄養成分

■エノキタケの選び方と保存方法

●選ぶポイント

なるべく色白の物で、柄の部分が太く、束を持った時に全体に締まりがありシャキッとしている物を選びます。古くなるにつれ黄色みを帯び、締まりがゆるみ全体がバラ桁感じになってきます。また、袋に汗をかいているようなものは避けてください。傷んでいるか傷む寸前です。

●保存方法

乾燥しないように袋に入れ、冷蔵庫に入れ3日〜4日までに使い切りましょう。

●冷凍保存もできます

すぐに使いきれない場合は、石づきを切り落とし、使う長さに切った状態で保存袋などに入れ冷凍します。使う場合は凍ったまま調理します。

「エノキ氷」にして保存する方法もあります。

■食べ方

●調理のポイント

エノキタケは生では食べられません。必ず加熱調理してから食べてください。また、エノキタケは食物繊維がしっかりしているので噛み切りにくい食材です。調理する際はなるべく食べやすい長さに切って使うようにしましょう。

加熱するとぬめり成分が出てきます。キノコ類のマリネなど、カラッと仕上げたい場合はエノキを加えない方が良いでしょう。

●主な料理

鍋や味噌汁などの汁物や煮物、さっと茹でておひたしやあえ物、色々なキノコや野菜と炒め物にも使え、肉巻などにして焼いても美味しい。その他天ぷらなどの揚げ物にも使えます。

醤油でにて「なめたけ」にすれば保存性も高くなります。

■エノキ氷の作り方(NHKためしてガッテン より)

●材料

エノキタケ(根元を切り落とし3等分に切る)…300g
水…400ml

●作り方

エノキタケと水をミキサーに入れて30秒ほど粉砕する
鍋に1.を入れて強火で1分〜2分加熱
弱火にし30分ほど焦げないように加熱する
粗熱をとり、冷凍庫で保存

■エノキタケに含まれる有効成分

●キノコキトサン

エノキタケはダイエットに効果がるとされ、「エノキ氷」が流行りましたね。私は実践していませんが、実際に効果があったという話を耳にします。そのダイエットに有効とされる成分の一つに「β-グルカン」を含むキノコキトサンがあります。

キノコキトサンとは多糖類でキノコにむくまれる食物繊維のひとつです。

エノキタケにはこのキノコキトサンが含まれており、解毒・排毒、免疫力向上、細胞の活性化、抗菌抗カビ、整腸、ガン細胞抑制、血管細胞活性化、高血圧防止など様々な働きがあります。中でもダイエット効果はテレビなどでも報じられ、様々なサプリメントでも登場しています。

五訂日本食品標準成分表

●可食部100gあたりの成分

下の表は五訂日本食品標準成分表に記載されている栽培された生のエノキタケ(榎茸)に含まれる成分の量です。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

水分
灰分
22 kcal
88.6 g
2.7 g
0.2 g
7.6 g
0.9 g
0.02 g
0.08 g
3.9 g

ビタミン

C

1 μg
0.24 mg
0.17 mg
6.8 mg
0.12 mg
75 μg
1.4 mg
1 mg

無機質
ナトリウム
リン
2 mg
340 mg
Tr mg
15 mg
110 mg
1.1 mg
日本食品標準成分表より

エノキタケの特徴や旬、主な産地と画像ギャラリーはこちら →

 

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