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エノキタケ(榎茸/えのきたけ):特徴と主な産地や旬、保存方法や食べ方、栄養成分
名 称:
(標準和名)エノキタケ
(別名)エノキダケ、ナメタケ、ユキノシタ、ナメススキ
(英)Enokitake mashrooms
(伊)Enokitake、Fungi(きのこ)
(仏)Champignon allonge 、Enokitake
分 類:
ハラタケ目キシメジ科エノキタケ属
学名:
Flammulina velutipes (Curt. : Fr.) Sing.
■エノキタケ(榎茸)の特徴
●天然物と栽培物は全く別物
エノキタケとはハラタケ目キシメジ科エノキタケ属のキノコで、自然界にもともとあるエノキタケはみなさんが知っている白く細長いきのことは全く別の姿形で、味も違います。天然のエノキタケはエノキの切り株や枯木のほか、コナラやクヌギ、それにヤナギやミズナラなど様々な広葉樹に寄生するキノコで、キノコらしい広い傘とオレンジがかった黄色から茶色い色をしています。キノコも日光にあたるとメラニン色素が作られ茶色く色が付くんです。
別名「ユキノシタ」と呼ばれるのは、この天然のエノキタケが生える時期が冬で、雪に埋もれていても生えるからです。エノキタケは他の菌類に弱く、気温が上がり他の菌の活動が活発になると生えなくなります。
●栽培物はもやしっこ
一方、栽培されているエノキタケは色白でひょろひょろっと細長い形をしています。これはその栽培方法に理由があります。エノキタケは細長い瓶の中に菌床を入れ、日光に当てず、気温5℃の冷蔵庫の中で栽培されています。
エノキタケは日本における栽培キノコの生産量で一番沢山作られているキノコです。
■主な産地
●エノキタケの全国生産量ランキング
エノキタケは北海道から沖縄まで実に全国各地で栽培出荷されています。エノキタケは野外での自然栽培ではなく、栽培方法が工場生産的に冷蔵施設で行われるという性質により、逆にどこでも作れるキノコとして扱われるようになったようです。
中でも長野県がダントツに多く生産し、全国の約%を占めています。次いで新潟、福岡となっています。
■エノキタケ(榎茸)の収穫時期と旬
●天然物は寒い冬に穫れます
栽培物は当然旬はありません。ただ、売れるのは圧倒的に晩秋から冬だそうです。それはエノキタケが鍋料理の具材として人気があるからでしょう。
一方天然のエノキタケは寒い冬にならないと生えてきません。晩秋から冬、雪が降る頃に収穫され美味しい旬となります。
●夏場がお買い得
旬と言う訳ではありませんが、栽培物は通年品質が安定しているにもかかわらず、夏場は需要が少ないために同じ価格で量が増えたり、セール品の対象になったりと価格が下がる傾向にあります。鍋だけでなく、炒め物や冷たくしてマリネにしたりと色々使いたいですね。
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