カタクチイワシ(片口鰯/かたくちいわし)
■カタクチイワシ(片口鰯/かたくちいわし)の生態や特徴
◆カタクチイワシとは
分類:魚類 > 条鰭綱 > ニシン目 > カタクチイワシ科 > カタクチイワシ属(日本海洋データセンターより)
学名:Engraulis japonica Temminck & Schlegel, 1846
和名:かたくちいわし/片口鰯
英名:Japanese anchovy
別名:セグロイワシ
カタクチイワシはマイワシやウルメイワシがニシン科なのに対し、カタクチイワシ科の魚に分類されています。
地方によって「セグロイワシ」とも呼ばれています。マイワシに比べ細く小さいイワシで、大きい物でも14から15cm程。日本で漁獲されているイワシの実に45%近くをカタクチイワシが占めています。
ほとんどがイリコなどの加工にまわされ、鮮魚として店頭に並ぶのはほんのわずかです。傷みが早い魚なので、なかなか生の刺身で食べる機会は無いかもしれませんが、鮮度が良い物はとても美味しいです。
●アンチョビの材料
カタクチイワシ科の魚を総称して英語でアンチョビと言います。一般的にイタリア料理に使われるアンチョビもこのカタクチイワシを塩漬けし、オイルに浸けこんだものです
●カタクチイワシ(片口鰯/かたくちいわし)の主な産地
右のデータは政府がまとめた2010年の全国のカタクチイワシの漁獲量です。
カタクチイワシは日本各地の沿岸で漁獲されています。2010年で見ると千葉県を筆頭に三重、茨城、長崎、北海道と続きます。
■カタクチイワシ(片口鰯/かたくちいわし)の画像ギャラリー
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