ロウニンアジ／ガーラの目利きと料理２：旬の魚介百科

●ロウニンアジの焼き物料理

　　ロウニンアジの切り身をシンプルに塩焼きにしたもの。

　　身は程よく締まり、身離れがいい。脂があってパサつく感じはなく、皮も香ばしくて美味しい。

　ロウニンアジの腹身を酒と醤油、砂糖、みりんでブリのように照り焼きにしたもの。

　これもとても美味しい。ブリと同じで火を通しても硬く縮んだりせず食感も良い。

　皮を引いたロウニンアジの切り身に塩胡椒を振る。それをフライパンで軽く白ワインで蒸し、その上にパセリやニンニク、パルメザンチーズ、オリーブ油をまぶしたパン粉を乗せてトースターでこんがりと焼き上げたもの。

　香草パン粉のサクサクした食感と香がロウニンアジにもよく合う。

　切り身に塩胡椒を振り、ニンニクとローズマリーを効かせながら皮がカリッとなるまで焼き上げたもの。

　余分な脂は落ち、ニンニクとローズマリーの香りをまといしっとりとした食感に焼きあがる。バジルソースともよく合っていた。

　マダイなどより頭に付いている身はかなり多いのではないか？　頬肉はとても旨いが、その下の骨盤下に更に身が詰まっている。

　頭頂部の肉も味わい深い。カマの身も脂をたっぷり含みとても芳醇な味で、この兜焼きでメイン料理となりうる。

　ロウニンアジの切り身を牛蒡と共に酒と醤油。みりん、砂糖で煮付けたもの。

　　身は煮ても縮まずしっとりと煮あがり、箸で身をほぐしやすい硬さだ。

　ぶり大根のように、ロウニンアジの頭やカマの部分をぶつ切りにしたものと大根を酒と醤油、みりんで炊いたもの。

　アラはぶつ切りにしたものを、沸騰させている湯をくぐらせてから流水で表面のぬめりなどを綺麗に洗い流してから、昆布と共に鍋に入れ、酒と水、醤油、みりんを注ぎ落し蓋をして煮る。

　たっぷり脂を含んだ部位ならではの美味しさが楽しめる。

　頭やアラにも旨みが詰まった美味しい身が沢山付いている。脂もたっぷり含んでいるので、やや濃い味に煮付けた方が美味しい。

　削ぎ取った腹骨に付いた身などもアラと一緒に味噌汁にしよう。

　凄く濃厚な出汁が出る。また、骨の周りにも結構身が残るので十分実として食べられる。

　鍋に酢と砂糖、塩、ローリエ、ローズマリーを加え一度沸騰させ、その中にエシャロット、ニンジン、セロリの細切りを加え、オリーブ油を加え、漬け汁を用意する。

　背身を適度な厚みにスライスし、塩胡椒を振って小麦粉をまぶし、油でカラッと揚げる。

　保存容器に揚げたばかりの身を並べ、その上から暖かいままの野菜入りの漬け汁をかけ、冷めるまで置いておき、冷めたら冷蔵庫で保存する。出来立ての温かい状態よりもしっかりと数時間から丸１日漬け込んでおいた方が味が馴染んで美味しい。

　尾近くの身を食べやすい大きさに切り、少量の酒と片栗粉をまぶしてさっと揚げる。

　フライパンで野菜を炒め、そこに揚げたロウニンアジを加え、オイスターソース、中華スープの素、酒を加え、さっと炒め合わせたもの。これはこれで美味しい。脂の多い身で作るなら酢豚のようにしても美味しそうだ。

　ロウニンアジを小口に切り、酒と醤油、ニンニク、ショウガ、砂糖を合わせた調味液に１時間ほど漬け込む。それに片栗粉をまぶして油でカラッと揚げたもの。

　ご飯のおかずにも、ビールのつまみにもぴったり。

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