アカガイ(赤貝/あかがい):目利きと食べ方や料理
■アカガイ(赤貝/あかがい)の目利き
●選ぶポイント
アカガイ(赤貝/あかがい)は殻が薄く、持った時に重みを感じるものを選びます。殻が開いている物は死んでいる場合があるので避けましょう。また、臭いを確かめ、泥臭く匂うものは避けます。新鮮な物は海の香りがします。
剥き身の場合は、はじいた時に身が盛り上がるようなものを選んでください。
●「サトウガイ」や「サルボウ」との見分け方
国内の赤貝は近年漁獲量が経てきており、近縁種の「サトウガイ」や「サルボウ」などが代用として使われることが多くなっています。その見分け方は、どれも同じように殻に放射状に筋が入っていますが、アカガイが42から43本なのに対し、サトウガイは38本、サルボウが30から32本なので、筋の本数を数えれば見分けがつきます。また、サトウガイヤサルボウは小ぶりな物が多いようです。
■アカガイ(赤貝/あかがい)の調理のポイント
●三つのパーツに
アカガイは殻を開いて中の身を使いますが、殻の淵の部分にあたるヒモと呼ばれる部分と、真ん中の膨らんだ身の部分をタマ、そして、そのタマの内臓部分のワタの3つのパーツに分けて使います。タマは皆さんがよく目にする鮨ネタです。ヒモは歯ごたえもよく、珍味として和え物や炊き込みご飯などに使えます。ワタは新鮮なものなら茹でて刺身に添えたり、他の部分と一緒に煮付けると美味しいです。
●まな板に叩き付けると反り返る
刺身として、また、握りのネタとして使う際、板前さんがよくまな板に叩きつけたりしていますが、あれは身を締めるためです。新鮮なタマの部分は、叩きつけると生きているように身が反り返ったりします。そうすることでより歯ごたえのあるコリコリした食感を楽しめるようになります。
■アカガイ(赤貝/あかがい)の主な料理
●生が一番
アカガイ(赤貝/あかがい)はなんと言っても寿司ネタとして、または造りとして生で食べたい食材です。酢とも非常に相性が良いですね。
●湯引き
生の刺身はもちろん美味しいですが、低めの熱湯(65℃ほど)にくぐらせ、表面が少し白っぽくなったらすぐに氷水にとって冷やした湯引きは、生とは違った食感で、甘みが増して美味しいです。
●和え物
生のものや湯引きにしたものを細切りにして、色々な和え物に使うと彩も良く美味しいです。
●煮貝
ちょっと贅沢な気もしますが、アカガイは煮ても美味しい貝です。かつて沢山穫れた時代は佃煮などにもよく使われていたようです。
●アカガイ(赤貝/あかがい)を使った料理をレシピサイトで探す
主な料理レシピサイトの赤貝を使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。
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