スジエビ／条蝦／筋蝦＜川エビ：目利きと料理

川えびの一種、スジエビ／条蝦／筋蝦を選ぶ際のポイント、目利きや見分け方、さばき方をはじめ、美味しい食べ方と調理方法、主な料理、料理レシピなどを沢山の写真と共に紹介します。

●スジエビの目利きのポイント

　スジエビは生きている時はほぼ透明で内臓なども透けて見えている。これが死にかけ位から白っぽくなり、死後は時間と共に白くなっていく。ゆえに、透明なものほど新鮮で、白いものは死後時間が経っているものと言える。

　写真はトップのものが生きている状態。次のものは瀕死のものと死んだばかりの物。

　スジエビには時にダンゴムシのようなものが付いているのをよく見かける。これはエビノコバンと呼ばれる寄生虫で、付いていないに越したことはないが、手で簡単にとれ、加熱調理されれば人体に害はないとされているので、あまり気にしなくても良い。

　スジエビとヌマエビは大きさも形もよく似ているので一見見分けにくいが、スジエビの脚が細長いのに対し、ヌマエビの脚はかなり短い。

　スジエビは淡水性のため寄生虫のリスクがあるため、基本的には生食はできない。

　加熱調理すると淡いピンク色になり、エビらしい香りと甘味があり美味しい。

　滋賀県の郷土料理に、スジエビと大豆を使ったえび豆と呼ばれる煮物がある。

　塩水で戻した大豆を茹でて柔らかくし、酒と砂糖、醤油を合わせた煮汁を沸騰させたところにスジエビを加え火を通し、先の豆を加えて煮あげたもの。豆にエビの風味が染みてとても美味しい。

　スジエビを素揚げし、塩を振ったもの。ビールのつまみに最高。

　これをサラダなどにトッピングしても旨い。

　スジエビに塩胡椒を振り、小麦粉をまぶして揚げたもの。素揚げとはまた違った美味しさがある。

　スジエビを千切りにした人参や玉ねぎなどと共に衣をまぶして揚げたもの。

　サクッとした歯触りに香ばしいエビの香りが広がりとても美味しい。

　油でさっと炒め、野菜などを加えて炒め合わせる。

　オリーブ油にみじん切りにしたニンニク、鷹の爪と共にスジエビを加えて香ばしく炒め、茹でたスパゲッティーを絡めてアーリオオーリオにしても旨い。もちろん缶詰の水煮トマトを加えてトマトソースにしてもイケる。

　主な料理レシピサイトのスジエビまたは川エビを使ったレシピのページにリンクしています。参考にされると良いでしょう。

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