ハマグリ/蛤:特徴と主な産地、美味しい旬の時期

ハマグリ/蛤/はまぐり

■ハマグリ(蛤)とは

●分類と特徴

二枚貝綱マルスダレガイ目マルスダレガイ科ハマグリ属(英)Common orient clam 

ハマグリ/蛤/はまぐり

ハマグリは北海道南部以南、朝鮮、中国、台湾など広く分布し、淡水の流入するところで干潟から水深12メートル前後までの浅瀬にいます。国内沿岸では、昭和の終わり頃から干拓や護岸工事、水質汚染などの為激減し、今では鹿島灘など一部地域以外絶滅にひんしている状態だそうです。

上の写真は三重県松阪で獲ってきたものですが、この他、チョウセンハマグリや中国からの輸入や移殖されたシナハマグリがあります。国産のもの非常に高く、スーパーなどの店頭には、中国産のシナハマグリがほとんどとなっています。

●内湾性のハマグリと外洋性のチョウセンハマグリ

ハマグリには湾内に生息している内湾性のものと、外洋に生息している外洋性の物とがあり、微妙に味や身の厚みなどが違います。内湾性の物は「桑名のハマグリ」で有名な伊勢湾や熊本の有明海などで獲れます。一方外洋性の物はチョウセンハマグリと呼ばれるもので、茨城の鹿島灘で獲れます。チョウセンハマグリという名前は朝鮮から来たという意味ではなく、古くから日本で獲れる在来種とされ、漢字では「汀線蛤」と書かれています。

●主な産地

ハマグリ/蛤/はまぐり

昔は日本各地の沿岸で獲れたようですが、今では国産の物は鹿島灘の他、伊勢湾と瀬戸内海西部の周防灘、有明海の一部のみとなっているようです。

全国的には鹿島灘が最も多く、茨城県が全国の7割以上を漁獲しています。

チョウセンハマグリやシナハマグリを移植し畜養して産するようになった地域もあります。

東京湾のハマグリは一時は埋め立てや水質悪化で絶滅も危惧されていましたが、2002年に漁協などが試験放流をはじめ、2007年からはようやく出荷出来るまでになり、2011年には約50トンまで出荷も回復したようです。

●縁起物として

ハマグリは二枚の殻がぴたりと重なることから「夫婦和合」の意味で縁起が良いとされています。結婚式にハマグリのお吸物が出るのはこの為で、一生一人の人と添い遂げるようにという願いが込められています。

また、3月3日のひなまつりに食べると「良縁」を招くとされ、吸い物などに欠かせない物とされています。

■ハマグリの美味しい旬の時期

●ハマグリの旬

産卵期は5月から10月で、旬は春先の2月~4月。ひな祭りには欠かせない食材となっていますね。

旬のカレンダー
地域 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ハマグリ                        

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