アカイサキ:生態や特徴と産地や旬

メスのアカイサキ/雌の赤伊佐木/あかいさき

●アカイサキの生態や特徴

◆アカイサキとは

分類:魚類 > 条鰭綱 > スズキ目 > スズキ亜目 > ハタ科 > ハナダイ亜科 > アカイサキ属(日本海洋データセンターより)

学名:Caprodon schlegelii (Günther, 1859)

和名:あかいさき/赤伊佐木

英名:Pink maomao、Sunrise perch(オーストラリア)

別名:アカイサギ、ヒコシロ

アカイサキ/赤伊佐木/あかいさき

 アカイサキは「イサキ」と名に付くがイサキ科ではなくハタ科アカイサキ属で、ハナダイ亜科に分類されているが亜科に関しては学者によって異議もあるようだ。

 属名”Caprodon”はギリシャ語でイノシシを表す”Kapros”に歯を意味する”odon”が付けられている。種小名”schlegelii”はドイツの動物学者Herman Schlegel(ヘルマン・シュレーゲル)に因む。

 見た目が華やかで特に成熟したオスは派手な色合いになる魚だが、味的にはクセが無く淡白で、個性にかける面もあり、市場での価格は安くはないがさほど高くもない。

 遊漁釣りではマダイ釣りの外道として知られているようだ。

◆アカイサキの生態

アカイサキのオス/雄の赤伊佐木/あかいさき

 アカイサキは暖海性の魚で、日本近海では兵庫県香住から九州南岸にかけての日本海・東シナ海沿岸、相模湾から九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海(稀)、伊豆・小笠原諸島、東シナ海大陸棚縁辺域、宮古・八重山諸島、海外では朝鮮半島南岸、済州島、台湾、オーストラリア東岸・西岸、ハワイ諸島、チリに至るまで広く分布し、主に沿岸や大陸棚縁辺の水深40~302mの岩礁域に生息する。

 アカイサキはハタ科の魚で雌性先熟する。おおむね34㎝程の大きさまでは雌として産卵し、それより大きくなると雄に性転換する。

◆アカイサキの特徴

雌のアカイサキ/メスの赤伊佐木/あかいさき

 アカイサキは34㎝程までは雌で、その後雄へと性転換し45㎝程までになる。

 体形は側偏し、ハタ科の中では体高があり雌の間はハタというよりメバルに近い姿をしている。

 背ビレは前部の棘条から後部の軟条まで途切れず連続しており、棘条部の長さは軟条の長さと同じかやや短い。尾ビレの後端は直線的かやや丸みを帯びている。

 体色は雌と雄で異なり、いずれも全体に少し黄色が混じった赤色だが、メスは体側が赤橙色で体側の背側から背ビレ基底部にかけて不規則な薄い黒斑が数個並んでいる。成熟し雄に転換するとこの薄い黒斑は消え、体色が全体に黄赤色になり、頭部には口の上あたりからエラブタ後端に向けて稲妻状の黄色い筋が数本現れ、背ビレ棘条後半辺りに明確な黒い斑紋が現れ、全体に派手な色彩となる。

●アカイサキの主な産地と旬

◆主な産地と漁獲量

 アカイサキは延縄や底引き網、釣りなどで漁獲されているが、本種を狙った漁は行われておらず、混獲されているに過ぎない。

 主な産地は長崎県や高知県、鹿児島県の他、伊豆諸島など南日本が主な産地。

◆アカイサキの漁獲時期と旬

 アカイサキは通年漁獲されているようです。美味しい旬はやはり脂がのった冬・・・という意見もあるが、この魚、あまり脂がのらず、年間通してそれほど変わらない気がする。むしろ市場でも夏のほうが沢山並んでいる。冬には本当に冬に美味しい魚が沢山並ぶので、ここでは夏が旬とさせていただく。そういえば本家の「イサキ」も夏が旬である。

旬のカレンダー
旬のカレンダー 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
アカイサキ                        

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