ウバガイ/姥貝/ホッキガイ/北寄貝:特徴や産地と旬

ウバガイ/姥貝/ホッキガイ/北寄貝/ほっき貝

●ホッキガイ/北寄貝とは

◆マルスダレガイ目バカガイ科ウバガイ属(英)Sakhalin surf clam

ウバガイ/姥貝/ホッキガイ/北寄貝/ほっき貝

一般にホッキガイ/北寄貝と呼ばれていますが、本来の標準和名はウバガイ/姥貝と言います。バカガイ科ウバガイ属の二枚貝で、日本海側では富山県以北、太平洋側は茨城県以北の沿岸からシベリアにかけての冷たい海域に生息しています。近縁種はカナダや南半球のペルーなどにも生息し、輸入もされています。

ウバガイは内海には棲まず、外海に面した潮間帯から水深30mまでの砂地に生息しており、ジェット噴射による貝けた網漁法や素潜りによって漁獲されています。

◆名前の由来

ウバガイ/姥貝/ホッキガイ/北寄貝/ほっき貝

名前の由来は、標準和名の「ウバガイ/姥貝」は、この貝の寿命が30年以上と言われ長生きすることから『年老いた女』を意味する姥(うば)が付けられたとされています。一般的に呼ばれるようになった「ホッキガイ/北寄貝」には諸説あり、アイヌ語の「ポクセイ」というこの貝をさす言葉が語源とする説がもっとも説得力があるように思います。漢字は北海道ではよくある単なる当て字で、北の地で獲れることからかもしれません。

◆成長が遅く長生きする貝

ホッキ貝も当然ですが成長とともに大きくなり、食べ頃サイズとなりますが、成長がとても遅い貝で、食べ頃の7~8cmに育つまで4~6年もかかるそうです。市場に出荷されるホッキ貝が10cm程のものばかりなのには理由があり、各産地とも資源管理型の漁業を行っており、苫小牧では殻長9cm以上、福島県や青森県など他の産地でも7~8cm以上を漁獲対象とし、それより小さいものは海に戻されているからです。

◆ホッキガイ/北寄貝の特徴

ホッキ貝は殻長が約9cm~12cmでやや丸みのある三角錐の形をしています。殻の表面の色は薄い茶色のものから黒いものまであり、傾向として、福島県沖で獲れるものは薄い茶色のものが多く、北海道沿岸では黒いものが多く取れます。この色の違いは生息する場所の砂に含まれる有機物の量などによるそうです。黒いタイプはジャンボなシジミのようにも見えます。

食べるのは足の部分と貝柱、ヒモの部分で、基本的にはワタは食べません。近年は回転ずしでもネタとして登場し、身近な貝になりつつあります。また、生でも食べられますが、さっと湯通しすることで黒っぽい足の先が赤く発色するのも特徴です。

●ホッキガイ(北寄貝)の主な産地と旬

◆主な産地と生産量

ホッキ貝の主な産地は北海道と福島県、青森県でしたが、原発事故以来福島県沖では操業が自粛され、現在は2016年6月から再開された試験操業による漁獲しかなく、ほとんどが地元で消費されています。またその他の地方でも20数年前から徐々に減る傾向にあり、各産地で漁獲量や漁獲サイズ、期間などを設けて資源管理しながらの漁獲が行われています。

北海道では、苫小牧市が多く、平成14年に「苫小牧市の貝」にも制定されています。苫小牧市の農業水産課が全国の2015年水産統計(確定値)を基にホッキ漁を行っている北海道と青森県の漁獲量集計によると、総合で5959トンのうち、苫小牧は685トンで全体の約11.5%を占め、16年連続全国一の水揚げ量となったそうです。その他の産地では根室の別海町が464トン、青森県の三沢市が441トンだったそうです。(※苫小牧民報 1/24(火) より)

◆ホッキガイ(北寄貝)の漁獲時期と旬

ホッキ貝は資源保護をしながらの漁獲で、各漁協ごとに漁期が決められています。特に産卵期の初夏から夏にかけては禁漁となっています。

ホッキ貝が美味しい旬は冬から春にかけてです。

旬のカレンダー
旬のカレンダー 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
苫小牧(北海道)                        
別海漁協(北海道)                        
野付漁協(北海道)                        
三沢(青森県)                        
相馬(福島県)                        

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