ウチワエビ/団扇海老:特徴や主な産地と旬

ウチワエビ/団扇海老/うちわえび

■ウチワエビとは

●十脚目イセエビ下目セミエビ科ウチワエビ属 (英)Fan lobster

ウチワエビ/団扇海老/うちわえび

ウチワエビはセミエビ科の変わった形をしたエビで、インド洋から北は日本、南はオーストラリアにかけて熱帯から温帯域の西太平洋沿岸に生息し、日本では千葉県辺りまでの太平洋側と山形県辺りまでの日本海沿岸にみられ、主に底引き網漁で水揚げされています。

同じウチワエビ族にもいくつかの種類があり、市場にはこの「ウチワエビ」と「オオバウチワエビ(大歯団扇海老)」が入ってきます。

●ウチワエビの特徴

大きさは体長15~20cm程で、写真の通り、平たくウチワのような形をしています。特に頭の部分は縁にのこぎり状の切れ込みが沢山入っていて大きな切れ込みが入った本体部分と、その先のあと2段に分かれ広がっています。

ウチワエビ/団扇海老/うちわえび

とても元気が良い海老で、水揚げされると尾の部分を激しくバチバチとはたくように暴れそこから地方によって「バタバタ」や「ハタキエビ」など色々な呼び名が付けられているようです。

●ウチワエビの食味

平たく薄く感じるので、一見歩留まりが悪く、食べるところがあまり無いんじゃないかと思わせられますが、実は身が意外にたっぷりと詰まっていて、その味も甘く、身の食感も程よいぷりぷり感があってとても美味しいんです。伊勢海老より美味しいかもと思えます。

■ウチワエビの主な産地と旬

●主な産地

九州から島根県辺りまでの主に西日本で多くみられますが、獲れる数もそれほど多くは無く、主に産地で消費されてきたので、地元では良く知られているようですが、大阪や名古屋、東京などの都市部ではめったに見ることは無く、知名度はかなり低いと思われます。希少性が高いので、たまに見かけても結構いい値が付けられています。

●ウチワエビの美味しい旬は

産卵期は秋とされ、身が充実し美味しいのは冬から初夏あたりと思われますが、産地によっては漁期が限定され、長崎県五島では10月1日~11月末までが漁期と決められているので、この時期が旬となります。

旬のカレンダー
地域 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
各地                        
長崎県五島                        

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