■パープルスイートロード(紫芋)とは
●甘い紫芋
パープルスイートロードは農研機構によって開発された、芋にアントシアニン色素を含有する紫サツマイモの品種で、2004年11月に登録されています。
芋は紡錘形をしており、果皮は濃赤紫~赤紫色で外観が優れる上、概して甘みが弱い紫芋にしては十分な甘みを持ち合わせています。
●パープルスイートロード(紫芋)の特徴
アントシアニンが非常に多くとてもヘルシーなサツマイモであると共に、このイモは一般的に甘くない紫芋にしては甘い芋なので、蒸したり焼いただけでも美味しく食べられます。
果肉の色はアヤムラサキほど濃い紫ではありませんが、生の状態ではやや赤味を帯びた紫色をしていて、加熱後も色は残り、青みがかった紫色になります。
●パープルスイートロード(紫芋)の収穫期と食べ頃の旬
パープルスイートロードの収穫時期は植え付け時期や地域にも寄りますが、おおむね9月下旬から11月初旬辺りとなります。美味しくなるのは収穫後2~3週間経ってからなので、食べ頃の旬は10月中旬から1月と言えます。それ以降も、定温管理されたものが市場には出回ります。
■パープルスイートロード(紫芋)の調理のポイント
●パープルスイートロード(紫芋)は加熱後も色が残ります。
パープルスイートロードは特別に甘いと言うわけではありませんが、紫芋の中では群を抜いて甘い品種で、甘みをプラスしなくても蒸したり焼いただけでも美味しく感じられます。
●主な食べ方
パープルスイートロードの色を活かすには、茹でたり蒸したものを潰してペースト状にし、スイートポテトに仕上げたり、生クリームなどを加えてモンブランのクリームのようにトッピングとして絞ると淡い紫色になって美しいです。
ポタージュなども綺麗ですね。
■パープルスイートロード(紫芋)に含まれる栄養成分と効
パープルスイートロードには、アントシアニンが含まれているので、強い抗酸化作用による老化や発ガンの予防効果などが期待できるほか、アントシアニンには目の網膜視細胞で光を伝達するロドプシンの再合成を促進する働きもあるそうです。