■山東菜(さんとうな/サントウサイ)とは

●アブラナ科アブラナ属。

 山東菜は白菜の一種で、半結球タイプに属します。中国の山東省が原産とされ、日本には明治時代に導入されたとされています。半結球タイプとは言うものの、通常市場に流通しているものは早めに収獲されているもので結球していません。

山東菜/さんとうな/サントウサイ

 また、写真のもののように、それほど大きくなる前に収穫された物がスーパーの店頭に並びます。関東ではべか菜とも呼ばれているようです。

 一方、白菜のように大きくなってから収穫されたものは主に漬物用とされ、あまり店頭には並びません。ここでは、若採りされるタイプのものを中心に紹介します。

●漬物用半結球山東

 埼玉県を中心に主に漬物用として栽培されてきた半結球山東は山東白菜とも呼ばれるもので、1株で6キロ以上にもなり、大きい物だと10キロを超えるものもあります。今では作る農家が少なくなってしまい、毎年12月10日頃に東京北足立市場で10日間だけセリが行われるのみとなっています。

●「なっぱ」や「はくさい菜」「べかな」と呼ばれる山東菜

 山東菜がコマツナ程の株になったくらいで若採りしたものがスーパーなどに並んでいます。関西や九州などでは単に「なっぱ」や「はくさい菜」などと呼ばれ、関東では「べかな」と呼ばれたりしています。

●山東菜の特徴

 山東菜はハクサイに似た形をしています。葉黄緑色では楕円形からしずく型で、葉柄の付け根近くから両側に粗いのこぎり状のギザギザが始まります。葉柄は白く平たい形になっています。

山東菜/さんとうな/サントウサイ

 葉は黄緑色でとても柔らかく、アクも無いので生のままでも食べることができます。

■山東菜(さんとうな/サントウサイ)の旬

山東菜(さんとうな/サントウサイ)

●さんとうな(サントウサイ)の旬は春

 通年栽培されていますが、若摘みの物の旬は春。冬に種を撒き、春に収獲します。一方、漬物用に大きくなってから収穫されるものは12月の漬け時に合わせて栽培されているので、12月が旬です。

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
山東菜(べか菜)                        
漬物用