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ホースラディッシュ/西洋ワサビ/山わさび

ホースラディッシュ/西洋ワサビ/山わさび

●ホースラディッシュ(レフォール/西洋わさび)とは

◆アブラナ科セイヨウワサビ属 (英)horseradish (仏)raifort

 ホースラディッシュとは東ヨーロッパが原産とされるアブラナ科の植物で、日本のワサビと同じように鼻にツンとくる辛味があります。色々な名前で呼ばれていて、西洋料理の世界では一般的に「レフォール」と呼び、ローストビーフには欠かせない薬味として知られています。また、標準和名では「西洋わさび」となっていますが、流通の際には「山ワサビ」という名称も多く見られます。その他にも「わさび大根」とも呼ばれ、政府の統計データにもこの名称で記載されています。

ステーキに添えたレフォール

 日本には明治時代に導入され、栽培に適した冷涼な北海道で栽培されるようになりました。

 主に根茎の部分を食用とし、すりおろして薬味的に使ったり、そのものを適当な大きさに切って醤油漬けなどにして食べたりします。

ホースラディッシュ 山わさび レフォール

◆粉ワサビやチューブ入り練りワサビの原料

 ホースラディッシュは一般的なワサビに比べ栽培が容易で収量性が高いということから粉わさびやチューブ入りのわさびの原料とされています。商品の名称に「本ワサビ」とかかれていないもののほとんどはこのホースラディッシュが入っていると思っていいでしょう。原材料に「西洋わさび」と書かれているものがそうです。

◆味の特徴

 ホースラディッシュは山葵と同じで、辛味成分はアリル芥子油(アリルイソチオシアネート)という揮発性の精油成分です。日本の山葵程絡みは強くは無く少しマイルドとされていますが、物によって差があるのか、写真のものはおろし始めてすぐに強烈な刺激が生じ、涙が止まらないほどで、食べると息も出来ないほど強烈に辛さが鼻腔を占拠してしまうほどでした。

 ワサビ大根と呼ばれるだけあってワサビのすがすがしい香りというよりも少し大根に似た香りがします。

ワサビ(山葵)のページはこちら →

●ホースラディッシュ(レフォール/西洋わさび)の主な産地は

◆ほとんどが北海道産

ホースラディッシュ 山わさび レフォール

 ホースラディッシュの主な産地は北海道で、平成20年産で見ると全国で1498トン生産されていますが、その1496トンが北海道で作られ、残りの2トンは長野県と鳥取県で1トンずつとなっていましたが、平成30年産地域特産野菜生産状況調査では北海道の56ha997トンのみとなっています。

◆栽培も比較的簡単

 ホースラディッシュは非常に繁殖力が強く、根茎部分を適当な大きさに切って水に浸しておくだけで芽と根が出てきます。それを土に植えつけるだけでどんどん株が成長してきます。あまり日差しが強くなく風通しの良い場所の方がいいようです。

●ホースラディッシュ(レフォール/西洋わさび)の旬は

◆ホースラディッシュの収穫時期

 ホースラディッシュは多年草で、晩秋の11月位になると地上部の葉は黄色くなって枯れてしまいますが、地下の根はそのまま冬を越し、翌春になるとまた芽を吹き出します。若葉の部分は春から初夏にかけてが収穫時期となり、根の部分は地上の葉が枯れてから次の芽が出てくるまでの11月から3月頃までが収穫時期となります。

 ただ、冬の間は雪のために収穫が難しい所では11月から12月にかけて収穫されるようです。

◆ホースラディッシュの食べ頃の旬

 ホースラディッシュは貯蔵性も高く、輸入品も多く出回りほぼ通年流通しているようですが、食べ頃の旬の時期は12月から3月にかけてが旬となります。一方若葉の部分は春の4月から初夏までが旬となります。

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ホースラディッシュ(根)                        
西洋ワサビ(葉)