キウイフルーツに含まれる主な栄養素やその働きなどを日本食品標準成分表2020年版(八訂)と共に紹介します。

■キウイフルーツに含まれる主な栄養素とその働き

●ビタミンC

 キウイフルーツにはビタミンCが100g中に約70mg前後と豊富に含まれており、およそみかんの倍の量です。 さらに黄肉種ではさらにその倍の140mgも含まれています。ビタミンCには風邪の予防や疲労の回復、肌荒れの予防改善などに効果があります。

●カリウムは筋肉にとっても欠かせないミネラル

 カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。逆に不足すると、筋肉が弱り、障害を起こすそうです。

レインボーレッドキウイの断面

●豊富な食物繊維

 キウイフルーツには食物繊維もネギなどの野菜と同じくらい含まれているので、整腸作用があり、便秘に効果があります。

●ビタミンE

 これは抗酸化作用があり、体内の活性酸素を減らします。

●アクチニジンというタンパク質分解酵素

 キウイフルーツにはタンパク質分解酵素が含まれています。肉や魚などのたんぱく質を分解するので、消化を助けてくれます。

●甘みの強いゴールデン・キウイは、より多くのビタミンC、Eを含みます。

 このほか、 血糖値を下げる効果や癌抑制効果など多くの学会発表がなされ、『おもいっきりTV』や『あるある大辞典』、『はなまるマーケット』など多くのTV番組でも紹介されていました。

●日本食品標準成分表2020年版(八訂)でみるキウイフルーツの栄養成分量

色々なキウイフルーツの断面 品種、バリエーション

◆生のキウイフルーツ 可食部100gあたりの成分

 下の表に含まれる成分の量を載せています。それぞれの栄養成分の働きはその成分をクリックすれば各栄養素のページに移ります。

状態 エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 飽和脂肪酸 不飽和脂肪酸 コレステロール 食物繊維
緑肉腫 51
kcal
84.7
g
1.0
g
0.2
g
13.4
g
0.7
g
0.02
g
0.15
g
0 2.6
g
黄肉種  63
kcal
83.2
g
1.1
g
0.2
g
14.9
g
0.5
g
(0.05)
g
(0.11)
g
(0) 1.4
g
ビタミン
状態 カロテン当量 E B1 B2 ナイアシン B6 葉酸 パントテン酸 C
緑肉腫 53
μg
1.3
mg
0.01
mg
0.02
mg
0.3
mg
0.11
mg
37
μg
0.31
mg
71
mg
黄肉種  41
μg
2.5
mg
0.02
mg
0.02
mg
0.3
mg
0.14
mg
32
μg
0.26
mg
140
mg
無機質
状態 ナトリウム カリウム カルシウム マグネシウム リン
緑肉腫 1
mg
300
mg
26
mg
14
mg
30
mg
0.3
mg
黄肉種  2
mg
300
mg
17
mg
12
mg
25
mg
0.2
mg

日本食品標準成分表2020年版(八訂)より

● キウイフルーツのアミノ酸成分量

 キウイフルーツには様々なアミノ酸も豊富に含まれています。キウイフルーツの基準窒素 1 g 当たりのアミノ酸成分量です。

アミノ酸(mg/g基準窒素)
イソロイシン 300 チロシン 130 アラニン 280
ロイシン 360 スレオニン 290 アスパラギン酸 620
リジン 330 トリプトファン 89 グルタミン酸 980
メチオニン 120 バリン 330 グリシン 330
シスチン 190 ヒスチジン 140 プロリン 260
フェニルアラニン 230 アルギニン 390 セリン 270

日本食品標準成分表2020年版(八訂) アミノ酸成分表より

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