渋柿

市田柿(いちだがき) 渋柿

市田柿/いちだがき<渋柿

■市田柿とは?

●長野県で古くから作られてきた渋柿

市田柿/いちだがき<渋柿

 「市田柿」は長野県南部市田村(現在の下伊那郡高森町あたり)を中心に古くから栽培されてきた小ぶりの渋柿です。その歴史は古く、500年以上前から作られてきたと言われています。

 この柿は渋柿なので、昔から干し柿にされてきました。現在も盛んに作られ「市田柿」という名称で市場に出荷されています。この名称で出荷が始まったのは1921(大正10)年とされているので、かれこれ100年近くにもなる事から、「市田柿」=干し柿の名称と思っている方も多いようです。しかしこれに使われている柿の品種名でもあるわけです。

 2007(平成19)年にはこの柿を使った干し柿「市田柿」のブランド推進協議会が発足し、全国に向けて美味しさと安心安全なブランドの確立を進めています。

●市田柿の特徴

市田柿/いちだがき<渋柿

 柿の大きさは100g程と小ぶりで、肩のあるやや縦長のハート形をしています。収穫されるのは果皮の色が橙色になってからで、通常干し柿にされるため、ほぞと呼ばれる枝の部分を少し残した状態で収穫されます。

 見た目は美味しそうな色ですが、生のままは渋みが非常に強く食べられません。

 種が入っているものは少ないですが、時折当たりのように種が入ったものが混じります。

■市田柿の主な産地と旬

市田柿/いちだがき<渋柿

●主な産地と生産量

 主な産地は長野県南部の飯田・下伊那地方です。ちなみに、政府がまとめた平成24年産の産特産果樹生産動態等調査によると、干し柿用の原料柿の生産量と、干し柿の出荷量は長野県が全国第1位で、うち干し柿向けの市田柿の量は9131tとダントツです。

●市田柿の収穫時期と旬

 収穫は標高の低い所では10月下旬頃から始まり、高い所では11月上旬からで11月中旬頃まで続きます。

旬のカレンダー 9月 10月 12月 12月
市田柿                        

市田柿/いちだがき<渋柿