あけび(木通/アケビ):旬の時期や特徴と主な産地
■あけび(木通/アケビ)とは?
●アケビ科アケビ属 (英)Akebia (仏)Akebie
東アジア原産で、日本でも全国の山間部などにミツバアケビ、アケビ、ゴヨウアケビの3種類が自生しています。果実は6~10cmほどの長い卵のような形をしています。
厚い果皮と、中に種と共に白いゼリー状の果肉が入っていて、熟すと紫色になった果皮がぱっくりと割れて中の種が顔を出し、この時が食べごろとなります。古くから日本では食用にされいて、果皮も果肉もどちらも食べられます。
春の新芽や未熟果も食べられ、東北の山菜として食卓に並んできました。
●これまでは和の食材でしたが・・
あけびは古くから日本で親しまれてきた果物ですが、都会育ちの人たちにとっては馴染みが薄くなってしまったようです。今でもく少し山へ入ると、つるになっているアケビを見ることが出来ます。木の実は熟するとざくろ同様、パカっと割れて中の果肉が露出します。洋の食材としては馴染みが薄いですが、今、あらためてこういった食材を使ってみるのもいいのではないでしょうか
●食味・・
熟したアケビの果肉は半透明または白く、ねっとりした食感です。中には種が無数に入っていて、これを取り除いて食べるのは難しいです。味的には酸味はなく、強くはありませんが、まったりとした甘味が口に広がります。
また、皮も食べることができます。加熱調理して食べるのですが、少し感じられる苦みが持ち味です。
■あけび(木通/アケビ)の主な産地と旬
●自生している山菜と栽培物
全国各地の山で収穫されていますが、栽培されているものも出回っています。
全国の収穫量のうちの約9割が山形県で次いで愛媛県、長野県などで生産されています。
●アケビの旬は秋
9月~10月頃に実が大きくなります。
旬のカレンダー | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | ||||||||
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アケビ(木通/あけび) |