おいCベリー<イチゴ

おいCベリー<イチゴ

■おいCベリーとは?

●平成24年に登録されたばかりの新品種

おいCベリー,いちご,イチゴ,苺

 おいCベリーは独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構が開発育成し、2010(平成22)年登録出願、2012(平成24)年に品種登録された品種です。

 この品種は九州沖縄農業研究センターにおいて取り組まれ、ビタミンC含量が安定して高く、果実品質と収量性に優れる促成栽培用品種をめざし様々な品種を交配育成され生まれました。

●おいCベリーの特徴

 農林水産省の品種登録データベースには下記の通り記載されています。

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『果実の大きさは大、果実の縦横比は縦長、果実の形は円錐形、果皮の色は濃赤、果実の光沢の強弱は強、そう果の落ち込みは飛び出す、果実のがく片の付き方は水平、果径に対するがく片の大きさは同等、果実の硬さはかなり硬、果肉の色は赤、果心の色は赤、果実の空洞は無又は小、季性は一季成りである。
 出願品種「おいCベリー」は、対照品種「とよのか」と比較して、そう果の落ち込みが飛び出すであること、果肉の色が赤であること、果心の色が赤であること等で区別性が認められる。対照品種「さちのか」と比較して、そう果の落ち込みが飛び出すであること、果心の色が赤であること等で区別性が認められる。』

●7粒で1日分のビタミンC

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 農研機構の紹介によると、『果実は、ビタミンCが市販品種の中で最も多い「さちのか」の約1.3培、「とよのか」の約1.6倍含まれ、さらに高い抗酸化活性を有しています。また、果
実は「とよのか」より大きく、濃赤色で光沢があり、糖度が高く、食味も良好で、日持ち性も優れています。』との事で、たった7粒で1日分のビタミンCを摂ることが出来るほどだそうです。

●おいCベリーを食べてみた食味

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 今回入手したものは徳島県産のものです。果形はややふっくらとした丸みがあり、表面の色は「べにほっぺ」や「章姫」などよりも濃く色付いています。ただ、果肉の色は農研機構のホームページに紹介されているほど赤みは無く、どちらかと言えば白っぽく感じます。

 食べた感じは、果肉にしっかりと歯触りがあり、それでいて固すぎると言う訳ではなく、まず甘さが広がり、それを支えるバランスの良い酸味が後に続きます。

●主な産地と生産量

 全国の生産量はさほど多くないようですが、佐賀県や長崎県などの九州を中心に、四国や中国地方などで栽培されています。ただ、各地のいちご産地の主要品種とまではなっておらず、観光農園などでの栽培が多いようです。

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