自分や家族が安心して食べられ、なによりも美味しいと笑顔 になれるイチゴを
食材のWEBサイト「フーズリンク」戸川代表からの連絡を頂き、品質保持の為に輸送が難い幻のイチゴ(とちひめ)と白イチゴの(ミルキーベリー)を求めて農業生産法人(株式会社アサヒファーム)高木和美社長にイチゴ調達と取材をお願いした。

高木社長は平成25年からいちご栽培に着手し、翌26年に法人化して仲間を増や「みんなで農業をやっていこう!自分や家族が安心して食べられ、なによりも美味しいと笑顔になれる。そんな作物を作って皆様に喜んで頂きたい」そんな思いからスタートしていた。
現在は取り扱い品種も増え、スカイベリー・とちひめ・桃薫・真紅の美鈴・ミルキーベリーの5品種。そのほかに春夏に収穫できる、なつおとめの全6品種を手掛けている。
一実一実に愛しみが込められた 「スカイベリー」「ミルキーベリー」「とちひめ」「真紅の美鈴」
取材に当たり事前調査としてイチゴの栽培法とアサヒファームのホームページを閲覧して質問事項を絞った。
第一に、いちごの栽培法には高畝(たかうね)土耕栽培と床から1mほどのBOXに有機培養土を使用する高設栽培がある。
アサヒファームでは希少品種は土耕栽培、積み放題のハウスは高設栽培で育成している。高木社長に栽培法で味が変わるのか質問した所、「どちらの栽培法でも品質に変わりは無い」との回答だった。

高設栽培と言っても、水耕栽培とは違い使用する土造りからこだわり、 養液との併用で行っているとのことだ。

品質も大事だが「日々の収穫や果実の日当たりなどの作業効率は高設栽培の方が作業者の負担が少ない、従業員の体調管理も大事です。」と話されていた。一緒に働くスタッフの事もしっかりと考える高木社長の人柄がうかがえた。土耕栽培は高畝にしているとはいえ、手入れや収穫時に常に腰をかがめて行わなければならず、体にかかる負担は相当なものだ。

次にミルキーベリーやとちひめ、真紅の美鈴について土耕栽培にしている理由を聞いてみた。「この三品種と別ハウスで土耕栽培をしている桃薫は、陽当たりや温度管理・水分管理などデリケートで手が掛かる品種だから肥沃な土耕栽培で専属の作業者さんが管理している」との話だ。

最後に収穫時期の見分け方を質問してみた。
「収穫のタイミングは表面の艶と色味」だそうだ。林檎同様完熟して来ると蜜のような艶が出てくる、裏表均一に赤みが出たら積み摂りサインなのだが、注文発送品は少し早く収穫して到着時に熟しているタイミングなので中々完熟の艶が少くなる」確かに産直に並んでるいちごより都内で並んでる物の方は艶感が少ないのは致し方ないことなのだ。

又、例年だといちご狩りを受け付けいる高設栽培のハウスは今年はスカイベリーだった。
しかし今年はコロナ対策で食べ放題は中止していて、代わりに自分で収穫してパック詰め放題企画になっていた。
溢れ話だが、取材後の撮影で高木社長のいちご愛がヒシヒシと伝わって来た。「この娘は明日が摂り頃だから撮影してあげて」「この娘は明後日が収穫時期かなぁ!」って、一実一実に愛しみを持って接している高木社長に親しみを一掃感じた。

直売所にならぶ朝どれのイチゴを食べてみた
今回、戸川氏から依頼を受け、まず下見に訪問させていただいたのだが、その際、敷地内に直売所があり、そこでどんな品種が作られて販売されているのかなど、店員さんにいろいろとお話を伺った。

聞くところによると、「ミルキーベリー」と「とちひめ」は収穫数も少ないそうで、それぞれ単品種でのパック販売では数が作れないのでミックス パックにて店頭販売しているとのことだった。
このブログを執筆するに当たり、我が家でも特売4パックを購入し試食してみることにした。

その際、粒が小さい「桃薫(とうくん)」という珍しい品種をサービスでいただいた。

せっかくなので、帰ってから買ってきた「ミルキーベリー」と「とちひめ」「スカイベリー」と、この「桃薫」をこんもりと盛って写真を撮ることにした。

なかなかこうしていろんな品種を一度に盛って食べる機会はない。
まずホワイトベリーから一口!甘っ。酸味が少なく甘さが一番濃いのがホワイトベリー。後から食べたスカイベリーの方が程よい酸味もありザッイチゴって感じ。
次に幻の「とちひめ」を頂く。う〜ん、単品で食べた感想でいくと「とちひめ」は形と色がよい
のでケーキやレストランのドルチェに合う印象だった。
最後にサービスで頂いたチビ「桃薫」は小さいのにシッカリ桃の香りが感じられる。これは出荷サイズの桃薫なら間違いなく桃と勘違いする位の香りだ。
今回買い付けしなかった真紅の美鈴も気になった。
今回取材させていただいた「ミルキーベリー」「とちひめ」「真紅の美鈴」はWebサイトの旬の食材百科で、このアサヒファームさんで作られたいちごの写真と共に特徴や来歴など詳しく紹介しているのでご覧いただきたい。また、「桃薫」や「スカイベリー」なども含めイチゴだけでも62品種を紹介している。
アサヒファームに行ってみませんか
取材の最後に高木社長から「日々の管理は大変だけどなるべく薬を使わず安心安全なイ
チゴを皆さんに食べて貰いたい気持ちで会社を立ち上げました」と話された笑顔がとても
印象的だった。

このブログを読んで頂いた方々には是非栃木に足を運んで頂き、品質の高さを直に見て
ご購入をお薦めいたします。
車で来店される方は東北道(西那須野IC)から国道4号を北上。那須塩原市、東小屋信号(セブンイレブンとパチンコ屋が目印)を右折。
道なりに役15分位走ると左側に赤い建屋が見えて来る。午前10時からオープンで道
筋にイチゴの幟が目印になる。

※先に述べたが現在は諸般の事情により摘み取り食べ放題は見合わせているが、その代わり
自分で好きなイチゴを詰め放題できるプランを実施されている。ただし、 電話での予約が必要なので行くときは電話を忘れずに。
このコロナ禍の中、人ごみの中に出るのはさけたいところだが、イチゴ詰め放題ならあまり気にせずに行けるのではないだろうか、是非、ドライブがてら足を運んで頂けたらと思う。
アサヒファーム
所在 :栃木県大田原市蜂巣632-13
TEL :0287-47-7815
WEB :http://www.asahi-farm.co.jp/
introduction
リポート那須塩原在住
Tetsuya Adachi
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