じゃばら/ジャバラ<酢みかん:特徴や主な産地と旬

じゃばら/ジャバラ<香酸柑橘

■ジャバラとは?

●和歌山県北山村特産の香酸柑橘

じゃばら/ジャバラ<香酸柑橘

ジャバラは和歌山県東牟婁郡北山村が原産地とされる香酸柑橘の一種です。

福田国三氏が庭に植えられていた柑橘が柚子など他の柑橘とは違う特徴がある事から、1971(昭和46)年に柑橘の研究をされていた福田諭一郎博士に調査を依頼、他の品種とは異なるとして1973(昭和48)年に三重県立紀南かんきつセンターにおいて特性調査を依頼、1977(昭和52)年に登録出願、1979(昭和54)年に品種登録されました。

品種登録データベースの中では
『田中諭一郎博士によるとこの地方に徳川時代より分布する寒さに強いゆず近縁のかんきつで、ゆず、九年母、小蜜柑などの交雑種から自然淘汰されて生じたものである。』
と記載されています。

じゃばら/ジャバラ<香酸柑橘

●ジャバラの特徴

品種登録データベースには以下の通り記載されています。(※画像は当サイトオリジナルの物です。)

『かんきつ類の中でゆず近縁の新種で既存のゆず近縁種と明確に区別される形質のうち、特に著しい特性をもつ形質は、①果形、②果面の粗滑、③果汁の多少、④香気、⑤成熟期、⑥貯蔵性であり、その特性は次の通りである。(1)果形は円または扁円形でゆずにやや似ているが、果梗部にやや深い放射条溝が数条走り、その間に多数の浅い放射条溝があり、花柱根の周囲はやや窪み、ここにも浅い放射条溝が数本みられる。(2)果面は黄色で油胞が窪み凹凸が激しく、果皮はやや革質で粗剛である。(3)果汁はきわめて多く、賢臓形のじょうのうは柔らかく、搾汁は容易である。(4)香気はわずかにゆず香のある弱い九年母臭で、ゆず類、すだち、きず、かぼす等と異なる。(5)成熟期は11月下旬で、11月~1月の間に収穫できる。(6)貯蔵性は極めて高く、簡単な貯蔵で11月頃から翌年4~5月頃まで貯蔵しても果汁の減少は極めて少なく、風味も減退しない。(7)その他、樹は喬木性で樹高は3m内外、枝条はやや密生し、樹姿は長円形、耐寒力はゆずに次いで強い。枝条は稜角があり節間やや短く無刺無毛、花は樹冠内部の短花枝に着き単生、まれに長さ7mm程度の大花梗に小数房咲することがある。』

●花粉症やアトピー性皮膚炎の抑制効果が期待

じゃばら/ジャバラ<香酸柑橘

ジャバラにはナリルチンというフラボノイドの一種が多く含まれています。この成分は花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などⅠ型アレルギーと言われる症状に対する抑制効果があるそうです。

ナリルチン自体は他の柑橘にも含まれているのですが、ジャバラには群を抜く含有量があり、この効果が期待されています。特に果皮の部分に多く含まれているとされています。

●実際に食べてみた食味

大きさはユズほどで、球形からやや扁平な形の物があります。一般的には種がほとんどないとされていますが、中には種が沢山入っているものも見受けられます。

酸味がかなり強いので、ミカンなどのように果肉をそのまま食べると言う訳にはいきませんが、甘味もあり、何より香りが独特です。柚子に近いですが、明らかに柚子とは違います。

■ジャバラの主な産地と旬

●主な産地と生産量

元々は和歌山県東牟婁郡北山村に植えられていただけで、その後の村おこしで村を上げて栽培に取り組まれるようになり、現在では、その薬効が注目された事で他の地域にも栽培が広がっている。政府がまとめた平成25年産の収穫量は下記のとおりです。

また、収穫されたジャバラはジュースなどの加工に回されることが多く、この年で見ると約94%が加工に回され、生鮮品としてはたった6%程しかありませんでした。

都道府県 収穫量(t) 主な栽培地域
和歌山県 94.7 北山村、広川町、田辺市
三重県 27.5 熊野市、紀北町
愛媛県 21.3 宇和島市、内子町、今治市
全国計
143.5

●ジャバラの収穫時期と旬

ジャバラは5月頃に花を咲かせ、11月下旬頃から12月にかけて収穫されています。出荷は収穫時期と、その後貯蔵されていたものが春頃まで出回ります。

じゃばら ジャバラの旬カレンダー

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
ジャバラ                        

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