おいらせ < リンゴの品種

おいらせ <リンゴ

■「おいらせ」とは?

●おいらせの来歴

 おいらせは青森県弘前市の故)藤田正則氏が「スターキングデリシャス」に「つがる」を交配させ育成した品種とされる品種で、蜜入りの大玉になる事や、増殖が難しく栽培者が限定され生産量が極僅かなため希少性が高く高級リンゴとなっています。

 現在は青森県の株式会社原田種苗が苗木の販売を行っています。

おいらせ <リンゴ

●おいらせの特徴

 果実の大きさは350~400gと大玉傾向にあり、今回撮影用に取り寄せたものは8個で平均670gもありました。形や色はスターキングデリシャスとよく似ています。

りんご おいらせの断面

 写真で見るように果梗が短く、かなり上から写さないと見えないくらいです。

 そして果肉には綺麗に蜜が入り、適度な歯ざわりの後強い甘さが口の中に広がります。蜜は縦に入るようで、縦に切るより横に半分に切ったほうが入り具合が綺麗に見られます。そうした断面はまさに霜降り牛肉さながらです。

りんご おいらせの断面

 また、香りが良いのも特徴です。現地での価格は分かりませんが、お取り寄せする場合の価格は非常に高価ではありますが、その価値は感じることが出来ます。

■おいらせの主な産地と旬

●主な産地と生産量

りんご おいらせ

 おいらせは青森県の故藤田氏の農園の他一部の栽培者に限られていましたが、現在原田種苗が苗木の増殖販売を行っており、少し増えたようです。

 平成30年産特産果樹生産動態等調査を見ると、奥入瀬の栽培面積は青森県の4.2haのみとなっており、出荷量もまだまだ極僅かです。今後増えてくる事を願います。

●おいらせの収穫時期と旬

 このリンゴは完熟してから収穫する方が美味しいと言うことらしく、収穫時期は短期間に一気に行われるようです。毎年、10月下旬頃になると言われていますが、今年(平成25年)はやや遅く、リンゴが届いたのは11月に入ってからでした。

旬のカレンダー 9月 10月 11月 12月
おいらせ                        

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