アイナメ/アブラメ:生態や特徴と産地と旬

アイナメ/アブラメ

●アイナメの生態や特徴

◆アイナメの生態

分類:カサゴ目アイナメ亜目アイナメ科アイナメ属(日本海洋データセンターより)

学名:Hexagrammos otakii Jordan and Starks, 1895

学名:Fat greenling/Green ling

アイナメ/アブラメ

アイナメはオホーツク海に面した一帯をのぞく北海道から九州北部に至る日本各地の沿岸と、朝鮮半島に分布し、水深30m以浅の藻が繁茂する岩礁性の沿岸部に群を作らず縄張りを作って生息し、エビやカニなどの甲殻類をはじめ、小魚や多毛類などの動物を補足しています。

◆アイナメの産卵

アイナメの産卵期は概ね10~1月ですが、寒い北海道などではそれより早く9月頃から年内までに終えるようです。この時期になるとオスの体表には婚姻色と呼ばれる金色に近い黄色が現れます。これはワタリとも呼ばれ、比較的浅い場所に移動し、オスが産卵場所を確保します。そこにオスがメスを誘い込む形で産卵が行われ、時に何尾ものメスに卵をうませたりもします。その後オスは孵化するまでの約1ヶ月間、新鮮な海水をヒレなどで循環させながら他の魚に食べられないよう保護し続けます。

◆アイナメの地方名

アイナメには「鮎魚女」、「鮎並」、「愛魚女」,「相嘗」などいくつもの当て字が存在します。鮎という字が使われるのは、成熟した鮎に似ているからという説や、アユと同じように縄張りを持つからともいわれています。

一方、地方によっては青森県をはじめ大阪や香川、徳島などの周辺では「アブラメ(油目)」、北海道では「アブラコ(油子)」と呼ばれ、これは脂がのった魚ということからとも、体表が油を塗ったようにぬめっているからともいわれています。

その他、宮城県の牡鹿あたりなど南三陸では「ネウ」と呼ばれています。また、東北や京丹後辺りでは「シジュウ」とも呼ばれています。これはアイナメは始終いるからとのことです。

◆アイナメの特徴

アイナメは市場でよく目にするのは30~40cm程のものが多いですが、大きいものになると60cmを超えるものもいるようです。

アイナメの体形はやや片が高くなった紡錘形で、同じカサゴの仲間ですが、背ビレの棘は硬くなく前部と後部がつながって長く尾の付け根まで続きます。そして尾ビレの先端は丸みが無くまっすぐ終わっています。

アイナメの側線

体側には中央にしっかりと1本エラから尾の付け根まであり、それ以外にも背ビレに沿って2本、腹ビレに沿って1本、尻ビレに沿って1本の合計5本も側線がありますが、側線器官として機能しているのはメインの1本だけで、他の4本は飾りでしかないという研究結果もあるようです。体色は棲息場所によってかなりの差があり薄いベージュから黒に近い褐色まで様々で、不明瞭なまだら模様が付いています。写真のものは色が濃いものは三重県産で、薄い方は岩手県産のものです。

●アイナメの主な産地と旬

◆主な産地と生産量

主な産地としれられているのは北海道や青森県から岩手県福島県の東北地方から茨城県、千葉県。西の方では伊勢湾や瀬戸内海などで、太平洋側でも黒潮にさらされるところではあまり獲れないようです。

◆アイナメの漁獲時期と旬

アイナメの産卵期は10月頃から1月にかけてで、北海道など寒い北では9月頃からとなるようです。

年間を通して水揚げがあり、味的には大きくは変わらないようですが、身が充実して最もおいしくなるのは春から夏にかけてとなり、価格もその時期が最も高くなる傾向にあります。

釣りでは10月から1月頃が最も釣れる時期と言われていますが、この時期は産卵のため浅瀬に寄って来て、産卵場所を求めて泳ぎ回っているので釣りやすくなる野だと思われます。

旬のカレンダー
旬のカレンダー 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
アイナメ                        
釣りシーズン                        

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